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ローマ加入のフンメルスが新天地で意気込む「自分が下した選択と、今ここにいられることに満足」

超ワールドサッカー / 2024年9月8日 9時10分

写真:Getty Images

ローマに加入したドイツ代表DFマッツ・フンメルスが新天地での意気込みを語った。

これまでドルトムントとバイエルン、ドイツ代表で主力を担った百戦錬磨のセンターバック。昨シーズン限りでドルトムントを退団した中、今夏の去就に注目が集まった35歳はおよそ15クラブの公式オファーを固辞したなか、新天地にローマを選択した。

キャリア終盤に突入した中、ドイツ国外へ初の移籍となるベテランDFはクラブ公式サイトを通じて「僕にとって本当に重要な移籍だ。この経験をするのが待ちきれないよ」と今回の移籍の経緯を語った。

「昨シーズンの後は正直、感情的にも時間が必要だった。長い時間を過ごしたドルトムントを離れ、チャンピオンズリーグ決勝後、立ち直るのにも時間がかかった」

「ここにいて、このクラブの一員になれてとても幸せだよ。個人的に正しい選択をしたかったし、いまは本当に幸せで、100%それを確信しているよ。数週間や数カ月後に、もしかしたら待つべきだったかもしれないと思うような状況にはなりたくなかったし、自分が下した選択と、今ここにいられることに満足しているよ」

また、直接交渉の場に乗り出すなど、今回の決断に大きな影響を与えたとされるダニエレ・デ・ロッシ監督に関してはジャッロロッシのレジェンド中のレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏と並んで子供の頃からの憧れの選手の一人だったという。

「このチーム、このクラブのために、スタジアムのファンの前でプレーするのが待ちきれないよ。子供の頃、僕はローマ、特にフランチェスコ・トッティと僕にとっての新しい監督(デ・ロッシ)のファンとして育った。若い頃には彼らとピッチ上で対戦もした」

「デ・ロッシは自信を与えてくれるとても素晴らしい人だ。彼がプレーしていたときも知っていたし、彼から連絡を受ける前から彼についてたくさんのことを聞いていたんだ。昨年はヨーロッパリーグの試合をたくさん見たけど、第一印象はとても素晴らしい人というものだったよ。だけど、彼は明らかに他のみんなと同じようにハードワークを求めているし、僕はこれから彼の期待に応えていかないといけないね」

4日のチーム合流後は同じくフリートランスファーで加入した元スペイン代表DFマリオ・エルモソと共に軽快な動きも見せているフンメルスは、「体調はいいよ」と自身の状態に関して手応えを口にしているが、やはり試合で本領を発揮するにはそれ相応の時間が必要だと正直に語っている。

「体調はいいよ。夏は一生懸命トレーニングしていたけど、チームと一緒にトレーニングするのとはやっぱり違う。ベストの状態にいつフィットするかを答えるのは難しい。僕にとっては新しい状況でもあるからね。今の気持ちを一言で表すと、休暇期間を過ごした後、100%になるには数週間必要だということ」

「本当にプレーできる状態になるには2~3週間かかると思う。それから本当に良いコンディションを見つけたいと思っているよ。テクニカル・スタッフとたくさん話をし、彼らはフィールドでもジムでも一生懸命一緒に働いてくれると思うし、できるだけ早く最高のコンディションになりたいね」

なお、ローマでの最初の一週間の充実ぶりをSNSで語っていたフンメルスは、7日に古巣ドルトムントで盟友ウカシュ・ピシュチェクとヤクブ・ブワシュチコフスキの引退試合にも出場。週明けに再びローマに戻り、新天地デビューへコンディション調整を図る。

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