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もしかして一気にJリーグの勢力図が変わっちゃう恐れってなくない?!の巻/倉井史也のJリーグ

超ワールドサッカー / 2024年9月21日 10時15分

写真:Getty Images

今年からスタートした「アジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)」で優勝すると、賞金が約17億4000万円!! これってACLの賞金の約3倍あるんです。たとえACLEの決勝で敗れたとしても約8億7000万円。

これがどういう金額かというと、2位になっても2023年度の新潟のトップチーム人件費とほぼ同じで、優勝しちゃうと鳥栖、福岡、札幌の2023年度トップチーム人件費がみんなまかなえちゃうんですよ。あ、そう言えば昔、あるクラブの監督が「補強したいとクラブに言ったら、先に賞金を稼いでからにしてくれと宣言されたよ」とぼやいてましたっけ。

これはACLの魅力爆上がりでしょ。でも、ご存じのとおり今年からACLEへの出場資格が難しくなってるんです。だってチーム数増えたからね。

20チームの中で2位までに入らないといけないんだけど、残り8試合で2位の広島が勝点56、3位の神戸が勝点55、消化試合が1試合少ない鹿島が勝点49、同じく1試合少ないG大阪は勝点48とここまでが大接戦。

じゃあね、歴代2位のチームがどれくらい勝点を稼いでいたか、1試合あたりの平均勝ち点数で調べてみるとこんな感じになりました!! いつもどおりデータは18チーム構成になった2005年以降で、2ステージ制だった2015年と2016年を除きます。すると……。

【2位の平均勝点】

2005年:浦和/勝点59/34試合/平均1.74
2006年:川崎/勝点67/34試合/平均1.97
2007年:浦和/勝点70/34試合/平均2.06
2008年:川崎/勝点60/34試合/平均1.76
2009年:川崎/勝点64/34試合/平均1.88
2010年:G大阪/勝点62/34試合/平均1.82
2011年:名古屋/勝点71/34試合/平均2.09
2012年:仙台/勝点57/34試合/平均1.68
2013年:横浜FM/勝点62/34試合/平均1.82
2014年:浦和/勝点62/34試合/平均1.82
2017年:鹿島/勝点72/34試合/平均2.12
2018年:広島/勝点57/34試合/平均1.68
2019年:FC東京/勝点64/34試合/平均1.88
2020年:G大阪/勝点65/34試合/平均1.91
2021年:横浜FM/勝点79/38試合/平均2.08
2022年:川崎/勝点66/34試合/平均1.94
2023年:横浜FM/勝点64/34試合/平均1.88

で、平均を取ると平均勝点1.89になってるわけです。では今の順位表はどうかというと。

1位:町田/勝点58/30試合/平均1.93
2位:広島/勝点56/30試合/平均1.87
3位:神戸/勝点55/30試合/平均1.83
4位:鹿島/勝点49/29試合/平均1.69
5位:G大阪/勝点48/29試合/平均1.66

むむむ、G大阪ちょっと苦しい! でもこれでACLEに出たらG大阪が新たな歴史ってことになる!! 鹿島はこれまでの最低ラインをクリアしてるのでまだまだ可能性あり!!

ちなみに2023年度の各チームのトップチーム人件費は

町田:18億600万円(J2)
広島:24億3500万円
神戸:38億円
鹿島:25億3200万円
G大阪:27億6300万円

もしもこのクラブに17億4000万円が入ってきちゃったら、そしてそれがトップチームの強化に使われたら、トップチーム人件費だけで鳥栖、福岡、東京V、京都、新潟の年間売上高抜いちゃうんですけど。いや〜出たいな、ACLE〜!!

文・倉井史也

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