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積極ターンオーバーで完勝リバプール、スロット監督は「優秀な選手がたくさんいることを示した」と控え選手の活躍にご満悦

超ワールドサッカー / 2024年9月26日 9時30分

写真:Getty Images

リバプールのアルネ・スロット監督が、大幅なターンオーバーを敢行しての快勝に満足感を示した。

リバプールは25日、カラバオカップ(EFLカップ)3回戦でウェストハムと対戦し、ホームで5-1の快勝を収めた。

開幕からメンバーを固定して自らもターンオーバーが不得手であることを認めていたオランダ人指揮官だったが、この試合では直近のボーンマス戦から先発9人を変更。MF遠藤航やDFジョー・ゴメス、MFカーティス・ジョーンズ、FWフェデリコ・キエ-ザといった選手が今季初先発を飾った。

試合はオウンゴールで先制を許したものの、キエーザの初アシストからFWジオゴ・ジョタのゴールで同点に追いついて1-1で折り返す。後半は立ち上がりにジョタのゴールで逆転に成功すると、途中出場のFWモハメド・サラー、後半終了間際にはFWコーディ・ガクポの連続ゴールで一気に突き放して大勝を飾った。

同試合後、スロット監督は選手層の厚さを示す形での会心の勝利を上機嫌で振り返った。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えた。

「あなた方(報道陣)はもう笑い始めている。なぜなら、2カ月間も私に対して新戦力のことばかり聞いていたからね! 我々にはすでに優秀なプレーヤーが何人もいると、私はいつもあなた方に話してきた。あなた方もそれを知っていたと思うし、ここ数週間、そして今日もまた、我々には優秀なプレーヤーがたくさんいるということを示した」

「個人的に最もうれしかったのは、新たなプレーヤーがたくさん入ってきたとしても、彼らは個人プレーに走って良いパフォーマンスを見せようとはしないということだ。彼らはチームのために本当に一生懸命に働こうとしている。失点したくないという強い意志があったし、その結果、個人としても良いパフォーマンスができた」

また、前線の熾烈なポジション争いの中で共に2ゴールを挙げる決定的な仕事を見せたジョタ、ガクポの2選手についても言及。

開幕節以来のゴールとなったポルトガル代表FWに関しては「ジオゴはすでに我々のために多くの良い試合をしてきたし、今回の結果に値すると思う」と、これまでの献身が実ったとその活躍に目を細めた。

「私の記憶が正しければ、彼が得点したのはイプスウィッチとの開幕戦だけだった。彼は出場したすべての試合で我々にとって重要な存在だったが、ストライカーはゴールも決めたいと思うものだ。今日は10番(トップ下)のポジションでプレーしたにもかかわらず、今日2ゴールを決めてくれたことを嬉しく思う。彼は本当に良いゴールを2つ決めた」

一方、ガクポに対しては2ゴール自体に驚きはないとしつつ、それ以上に自陣深くまで戻っての献身的な守備を称えた。

「コーディは試合終了の10分前か15分前か20分前だったと思うが、彼が自陣18ヤードボックス内でボールをクリアしたのは、2点を決めた以外にも、我々の試合に彼がもたらしたものでもある」

「トレーニング中の彼のプレーや、18ヤードボックス内やその周辺でのボールの打ち方を見ると、信じられないほどのスピードがある。だから、彼がこのように得点しても驚きはない。誰かが、昨シーズンのウェストハムとのカップ戦で似たような得点をしたと私に話していた。だから、彼が得点しても驚きはない。彼のやり方ではなく、彼らが得点しただけでなく、自陣18ヤードボックス内で守備をしていたことも理由だ」

また、ジョタの先制点をアシストするなど先発デビュー戦で上々のパフォーマンスを見せたキエーザについて質問が飛ぶと、「彼が60分間プレーできたのはうれしいこと」と、公式戦から遠ざかっていた中でまずはプレータイムを与えることが重要だったと語っている。

「彼にとっては、試合の体力を高めることとは別に、プレー時間を確保することが重要だ。そして、今日はそれができた。彼はアシストしたが、ジオゴのゴールにつながったのはゴール上のシュートだった。本当に一生懸命にプレーしたし、まだ実力の限界に達していないのは当然だと思う。クラブに慣れ、チームメイトに慣れ、プレースタイルに適応する必要がある。彼がすでに試合に適応していることがわかったのは非常に良かったし、必要なときに彼を起用できる」

なお、ウェストハム戦直後には4回戦の組み合わせ抽選が行われ、対戦相手はブライトンに決定した。オランダ人指揮官は「また難しい組み合わせだ」と率直な感想を語りつつも、大会連覇に向けてはいかなる相手も撃破する必要があると主張した。

「残っているチームのほとんどが強豪チームだと思うし、トロフィーやカップを勝ち取りたいなら、難しい相手と対戦することになる。今夜のウェストハムがそうだった。ただ、ホームで試合ができれば良かったね」

「スケジュールがすでにタイトで、試合数も多く、遠征は避けたい。私の記憶が正しければ、ブライトンは隣ではない。かなり遠い場所での試合になるが、再び対戦するにふさわしい質の高いチームだ」

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