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「クロップとの最後の会話で泣いたんだ」元リバプールMFルーカスがクロップ氏との別れのエピソード明かす「いつもとても誠実でいてくれた」

超ワールドサッカー / 2024年10月15日 16時20分

写真:Getty Images

かつてリバプールでプレーした元ブラジル代表のルーカス・レイバ氏が、ユルゲン・クロップ氏との感動的な別れを振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

ルーカスは2008年7月にリバプールへ完全移籍で加入。9シーズンをリバプールで過ごすと、大きなケガに苦しみながらも公式戦346試合に出場し、その献身的なスタイルはファンからも大いに愛された。

その後、2017年7月にラツィオへ完全移籍。ここでも公式戦155試合にするなど主力選手としてプレーし、2022年7月に古巣であるグレミオへと復帰したが、心臓の問題が発覚したこともあり2023年3月に現役引退を発表した。

クラブ公式のインタビューに応じたルーカスは、退団前後にしたクロップ氏とのやり取りを振り返り。常に誠実な態度で接してくれたかつての指揮官に対して、あふれる感謝の想いを語っている。

「2017年の夏、私はユルゲン・クロップとの最後の会話で泣いたんだ。ユルゲンとはそれまで何度も話をしてきた。私たちの関係は、今でも素晴らしいものだと思っている」

「でも、退団する可能性について話したことは2回あったんだ。ユルゲンがリバプールにやって来て、私は彼の下で多くの試合に出場できた。でも、彼が新しい選手と新しいプレースタイルで、新たなチームを作ろうとしているのは常に感じていたよ。私のプレースタイルが、彼の望むものではないと理解できるくらいには賢かった」

「彼はいつもとても正直な人だ。私に対しても、いつもとても誠実でいてくれた。彼は2015年10月にやって来て、私には翌年1月に中国から大きなオファーがあったんだ。マンチェスター・ユナイテッドとの試合の数日前、私は『聞いてください、こういうオファーがあったんです。正直に言って大金だし、今後もリバプールでプレーするかはわかりません。どう思いますか?』と言ったのを覚えている」

「彼はこう言った。『ルーカス、気持ちはわかるが、君を手放すことはできない。私はまだ4カ月前に来たばかりで、君が必要なんだ。君は大きな役割を果たすだろう』と。そして彼はいつもこう言っていた。『君が望むほどプレーできるかは約束できない。だが、大きな役割を果たすことは約束できる』とね」

「僕はユルゲンが好きだった。いつもとても誠実だったから。別の瞬間にも、私はとても良い機会を得たが、ユルゲンは『まだ君が必要だ』と言ってきた。私はリバプールとの契約最終年を迎えようとしていたが、彼は『来年、君に何か良いチャンスがあれば、私は君を手助けする』と言ってくれた。そしてその通りにしてくれたよ」

「ラツィオが僕を獲得しに来たあのプレシーズン、僕はそれが正しいタイミングだと感じたんだ。午後にリバプールはツアーのため香港に飛ぶ予定だったけど、その日の朝にラツィオからオファーが来た。そこで彼は『ここに残り、すべてをやり遂げるんだ。心配はしなくて良い』と言ってくれた」

「それは本当に感動的だった。僕も彼も、お互いに尊敬し合っていたんだ。だから、その時は少し泣いたよ」

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