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「肉体的には一緒にいないが、確かに彼女は毎日そこにいる」…ルイス・エンリケ監督が9歳で逝去した愛娘への思い語る

超ワールドサッカー / 2024年10月15日 23時38分

写真:Getty Images

パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が、2019年に9歳の若さで亡くなった愛娘との思い出を語った。

現在、PSGを指揮しているエンリケ監督はスペイン『Movistar』が制作するドキュメンタリーシリーズに出演。第3話では2019年に骨肉腫で逝去した愛娘シャナちゃんとの突然の別れについてエモーショナルなインタビューで語った。

バルセロナの指揮官を退任後、同監督は2018年7月にスペイン代表監督に就任。だが、2019年3月に一身上の都合によりチームから離れ、6月中旬に辞任。その後、8月下旬に愛娘のシャナちゃんが骨肉腫で亡くなったことが明かされた。

その際、エンリケ監督は自身のSNSを通じて、「私たちはシャナがいなくてとても寂しくなりますが、いつかまた会える日が来ることを願いながら、私たちの人生の毎日でシャナのことを思い出すでしょう。シャナは私たちの家族を導く星になるでしょう。安らかに眠ってください、シャニータ」と、別れのメッセージを綴っていた。

愛娘の逝去から5年ほどが経過した中、スペイン人指揮官は改めてシャナちゃんへの思いを以下のように語った。

「私は幸運だと言えるのか、不運だと言えるのか? 私は幸運だ、とても幸運だと思っているよ」

「娘のシャナは私たちと一緒に9年間素晴らしい時間を過ごしたんだ。私たちは彼女との思い出、ビデオ、素晴らしいものをたくさん持っている」

「私の母はシャナの写真を保管できなかった。私が家に帰って『ママ、シャナの写真がないのはなぜ?』と聞くまでね。『できない、できない…』と母はいつも言っていた。だから、『ママ、シャナの写真を飾らなきゃ、シャナは生きている』と私は答えたんだ」

「娘は肉体的にはここにいないかもしれないが、精神的にはここにいるんだ。毎日私たちは彼女のことを話し、笑い、そして思い出している。なぜならシャナはまだ私たちのことを見てくれていると思うからだよ」

さらに、2022年11月に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)でスペイン代表がドイツ代表と1-1で引き分けた後、ラ・ロハの指揮官に復任していたエンリケ監督は、シャナちゃんの13歳の誕生日を前に改めてその思いを語っていた。

その一件に関して指揮官は「私と家族にとって特別な日だった。もちろん、娘はもう肉体的には一緒にいないが、確かに彼女は毎日そこにいるんだ。私たちは彼女のことをよく思い出し、私たちが経験するそれぞれの状況で彼女がどう行動するかを笑いながら考えているんだ」と、生前と変わらずに家族の中で生き続けていることを改めて強調している。

「人生はそういうものなんだ。美しいものや幸せを見つけることだけが大切なのではなく、こうした瞬間をどう乗り切るかを知ることが大切なんだ」

そして、これらからもシャナちゃんが「良い一日を」過ごすことを変わらず願っている。

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