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バルサが1.6億円詐欺被害も銀行がファインプレー! 危機察知で送金を止める判断、水際で阻止

超ワールドサッカー / 2024年10月17日 22時50分

写真:Getty Images

バルセロナはポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキを獲得した際、トラブルに巻き込まれていた。スペイン『アス』が伝えた。

2022年7月、バイエルンから移籍金4500万ユーロ(約73億円)+ボーナス500万ユーロ(約8億1000万円)でレヴァンドフスキを獲得したバルセロナ。加入1年目からラ・リーガの得点王に輝き、今シーズンもここまでの公式戦11試合で12ゴールを奪っている。

事件が起きたのはストライカーが加わった2022年7月の下旬。代理人を務めるピニ・ザハヴィ氏の名を冠したアドレスからクラブ幹部たちのもとにメールが。100万ユーロ(約1億6000万円)を手数料の一部として、キプロス銀行の代理人名義以外の口座に振り込むよう指示が届いた。

書かれていたのは弁護士を名乗るマイケル・ジェラルダス・ヘルマナス・デーモン氏の名前と口座番号。バルセロナは指示通り100万ユーロを振り込んだが、リスクを察知したキプロス銀行が送金を阻止したという。

ザハヴィ氏を名乗る人物は何度も銀行に連絡し、送金を完了するよう要求。支払わなければバルセロナを欧州サッカー連盟(UEFA)に訴えるなどといった脅し文句もあったが、キプロス銀行はこれに応じず、2022年10月に口座を閉鎖した。

危うく失いかけた100万ユーロは無事バルセロナのもとに。この事件はスペイン『Cadena SER』の番組『Que T’hi Jugues』とドイツの調査会社『Paper Trail Media』、組織犯罪や汚職の防止を専門とする『Organized Crime and Corruption Reporting Project(OCCRP)』による共同調査で詳細が明らかになった。

『Cadena SER』と『OCCRP』は弁護士として登場したマイケル・ジェラルダス・ヘルマナス・デーモン氏も突き止めて接触。ヨーロッパのどの国でも弁護士として登録されておらず、オランダに住む51歳の男性だったという。

SNSにはバルセロナの本拠地カンプ・ノウでの写真を投稿していたデーモン氏。書類が盗まれ、なりすましで銀行口座を開設された可能性があると主張した。

一方、キプロス銀行は盗んだ書類で口座を開設するのは不可能だと説明。身分証明書やパスポートが本物かどうか、記載されている人物と同一人物かどうかを確認し、本人との直接対面もしくはビデオ通話を行ってから口座を有効化するという。

また、代理人のザハヴィ氏もデーモン氏とは全く面識がないと断言。事件発生後には、メールアドレスや口座番号が別人のものであると確認されたようだ。

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