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南野拓実が見事な2ゴールで5年ぶりのCL得点! 快勝のモナコが開幕11戦無敗継続【CL】

超ワールドサッカー / 2024年10月23日 3時47分

写真:Getty Images

チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第3節のモナコvsツルヴェナ・ズヴェズダが22日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、ホームのモナコが5-1で快勝した。なお、モナコのFW南野拓実はフル出場した。

ここまで1勝1分けの上々のスタートを切ったモナコは、2戦ぶりの白星を目指してセルビア王者をホームで迎え撃った。18日に行われたリーグ戦のリール戦を0-0のドローで終えたチームは先発3人を変更。ティーゼとゴロビン、イレニーエナに代えてヴァンデウソン、アクリウシュ、エンボロを起用。南野は引き続きトップ下に入った。

[5-3-2]の後ろ重心の相手に対して、立ち上がりからボールを握って押し込むモナコ。開始4分にはヴァンデウソンの右からのクロスに反応したベン・セギルがボックス内でシュートに持ち込むが、ここは枠を捉え切れず。

以降も優勢に進める中、ホームチームに先制点をもたらしたのは日本代表FW。20分、ハーフウェイライン付近の右サイドでボールを持ったシンゴが背後のスペースへ斜めのグラウンダーパスを供給すると、これに反応したドフリーの南野がボックス右に持ち込んでニア下へ右足シュートを流し込んだ。当初は南野本人も周囲もオフサイドを疑ったが、逆サイドのDFが完全に残っており、ゴールが支持された。

レッドブル・ザルツブルク時代の2019年11月以来となる南野の今季CL初ゴールで幸先よく先制に成功したが、直後の25分には最後尾のシンゴのミスからエンディアイエにボックス内へ抜け出されると、カバーを試みたDFケーラーが倒してしまいPK献上。これをエンディアイエに決められて早々に追いつかれた。

すぐさま切り替えて勝ち越しゴールを目指すヒュッターのチームは、ボックス付近でボールを動かしながら揺さぶりをかける。33分には南野がボックス手前から右足を振るが、これは相手DFのブロックに遭う。

それでも、攻勢を続けるモナコは前半終了間際に前線で縦パスを収めたエンボロがベン・セギルとのパス交換でボックス付近まで抜け出すと、南野への落としがDFに当たってワンツーの形で戻ってきたところを冷静に右足でゴール左隅へ流し込み、待望の今季公式戦初ゴールとした。

前半アディショナルタイムのゴールによって1点リードで試合を折り返した後半も畳みかける。54分、波状攻撃からシンゴがボックス手前で豪快に右足を振り抜くと、この強烈なシュートがゴール左上隅に突き刺さった。

この直後にもVARによるハンドによってエンボロのゴールが取り消されたものの、得失点差も意識してか、手負いのアウェイチームに対して猛攻を仕掛けるモナコ。すると、70分にはアクリウシュの高い位置でのボール奪取からボックス右でパスを受けたエンボロの短い内側への落としに反応した南野が右足シュートを右隅へ流し込み、2016年のドルトムントMF香川真司以来の日本人選手の1試合2ゴールを達成した。

その後、勝利を確信したモナコはメンバーを入れ替えながら試合をクローズにかかる。交代枠を使い切った後に負傷者を出したツルヴェナ・ズヴェズダ相手に試合終了間際にはカウンターから南野のラストパスに抜け出したアクリウシュがトドメの5点目まで奪って5-1の完勝。

この結果、今季CL2勝目を挙げたモナコが開幕からの公式戦無敗を11試合に更新している。

モナコ 5-1 ツルヴェナ・ズヴェズダ
【モナコ】
南野拓実(前20、後25)
ブリール・エンボロ(前49)
ウィルフリード・シンゴ(後9)
マグネス・アクリウシュ(後51)
【ツルヴェナ・ズヴェズダ】
シェリフ・エンディアイエ(前27[PK])

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