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チュニジア代表の74歳指揮官が契約解除…退任はなんと「5度目」 同国No.1監督も5度のA代表指揮は全て短命政権

超ワールドサッカー / 2024年10月23日 14時50分

写真:Getty Images

チュニジアサッカー連盟(FTF)が22日、チュニジア代表を率いたファウジ・ベンザルティ監督(74)との契約解除を発表した。

ベンザルティ氏は監督キャリア歴が半世紀に迫るという老将。モロッコ1部のラジャ・カサブランカ時代は、開催国代表として出場の2013年クラブW杯で準優勝を成し遂げている。

そのほか、1994年にエスペランス・チュニスをチュニジア勢史上初のアフリカ王者へ導いた功績が知られ、同国では「全サッカー指導者の首領」とも呼ばれる存在だ。

エスペランスをアフリカ王者へ導いた過程では、1994年3月にチュニジア代表から緊急で声がかかり、1試合限定の兼任で代打登板。

その16年後、2010年に正式な形で2度目の就任も、1月のアフリカ杯でグループステージ敗退を喫し、全5試合未勝利で解任される。

その解任からわずか7カ月後、2011年1月に3度目の就任。しかし今度は詳細不明のすったもんだがあったとされ、1試合も指揮を執らずに在職24日間での契約解除ということに。

2018年には、4度目のチュニジア代表監督就任。初陣から3連勝でアフリカ杯予選を突破したが、連盟会長の現場介入を痛烈に非難し、在職84日間で解任された。

時は流れて今年7月、74歳となったベンザルティ氏は、なんと5度目のチュニジア代表監督就任。しかし、10月の代表ウィークはアフリカ杯予選で格下コモロに2試合未勝利…A組最下位に沈み、双方合意の契約解除となった。

なお、ベンザルティ氏は過去にリビア代表も2度率いているが、1度目は2年弱率いて辞任し、2度目はコロナパンデミックの影響により、2試合で契約満了となっている。

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