ついにテン・ハグ更迭で次に向かうも…ユナイテッドに補償金29.7億円の支払い

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監督交代のマンチェスター・ユナイテッドだが、財政的にも痛みを伴ったようだ。

今季からジム・ラトクリフ共同オーナーの『INEOS』グループが運営に携わり、心機一転のユナイテッドだが、3年目の指揮を託されたエリク・テン・ハグ監督のもとで振るわず。ヨーロッパリーグ(EL)の3試合で3引き分けの結果もさることながら、主戦場のプレミアリーグでも9試合で早くも4敗を喫し、14位に落ち込む。

27日のウェストハム戦も敗れ、上向く兆しが見えてこないユナイテッドはここで決断し、試合翌日にテン・ハグ監督の即時退任を発表。事実上の解任となり、テン・ハグ監督のもとでアシスタントコーチだったルート・ファン・ニステルローイに暫定的な指揮を託す旨も明らかにし、クラブOBのもとで再出発を図る。

そうしてスポルティングCPのルベン・アモリム監督を本命に監督探しの動きが取り沙汰されるユナイテッドだが、イギリス『デイリー・メール』いわく、テン・ハグ監督と袂を分つため、最大1500万ポンド(約29億7000万円)の補償金を支払う必要があったという。

ユナイテッドは今年7月、テン・ハグ監督との契約を新たに1年延長し、その期間を2026年夏までとしたばかり。新指揮官として白羽の矢を立てるアモリム監督の引き抜きに違約金850万ポンド(約16億8000万円)の支払いが生じるとされるユナイテッドだが、テン・ハグ監督の解任にもかなりの出費を強いられたようだ。