「サッカーが最も重要ではない」レアルのアンチェロッティ監督、CL古巣ミラン戦に触れず豪雨災害を語る「大きな悲しみを抱えている」
超ワールドサッカー / 2024年11月4日 22時30分
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督がサッカーに関するコメントを拒んだ。クラブ公式サイトが伝えた。
5日、マドリーはチャンピオンズリーグ(CL)のグループフェーズ第4節でミランと対戦。アンチェロッティ監督はホームで迎える大一番の前日会見に臨んだ。
2日に予定されていたラ・リーガ第12節のバレンシア戦は、バレンシア自治州の豪雨災害により延期に。多くの人的、物的被害が出た大災害を受け、アンチェロッティ監督はミラン戦について語らなかった。
「バレンシアでの悲劇から1週間が経ち、大きな悲しみを抱えている。それが我々の感情だ。バレンシアや被害に遭った方々は非常に近い存在だ。早く解決することを願っているし、今はサッカーについて話したり、プレーすることが最も重要なことではないことも理解してほしい」
「我々はこの国の一員で、このことすべてが大きな影響を及ぼす。皆さんやこの問題で苦しんでいる方々へ敬意を表すると同時に、私はサッカーについて話したくないため、簡単な記者会見を行う。明日は特別な試合だからそれについて話したいが、他の人への配慮からできるだけ話さないことにする」
「我々は常に仕事のことを頭の中で考えているわけではない。起こったことは信じられないほど恐ろしいものだった。我々はプロだからこの試合への準備をしてきたし、勝てるよう努力する。それが我々がしなければならないことだ」
また、バレンシアvsマドリー以外も含めた試合中止の決断に言及。正しい選択だったと主張している。
「サッカー界全体ではっきりしている。誰もプレーしたがらなかったし、私は正しい判断だと思った。責任者は我々ではないし、他の人が下した決定を尊重しなければならない」
「助ける方法はたくさんある。この日はサッカーを中断しなければならなかったが、サッカーは助けることができるし、そうすべきだ」
「サッカーはパーティーであり、自分や家族が元気な時は楽しむことができる。だが、元気でない時にパーティーを開く必要はない。サッカーは人生で最も重要なことの1つであり、最も重要でないことの1つだから、やめなければならない。我々はこの世界の一員で、管理しているわけではない」
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