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「『これだ』と決めつけてはいけない」…帰化選手で増強続くインドネシアに森保一監督も警戒心 「さらに強いチームになっている」

超ワールドサッカー / 2024年11月7日 19時46分

写真:©超ワールドサッカー

日本代表が7日に今月の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨むにあたり、27選手のメンバーを発表した。

オーストラリア代表戦こそ初失点で引き分けたものの、開幕からの3連勝で首位をひた走る日本。メンバー発表会見に出席した森保一監督は冒頭、「アウェイで厳しい環境の2連戦になる。サポーターのみなさん、応援してくださるみなさんとともに、この2連戦を2連勝できるように最大限の準備をし、全力で戦っていきたい。FIFAランク等々、アジア最終予選での対戦で日本が有利なように感じておられる方も多いかと思うが、アウェイの洗礼を含め、厳しい戦いになる。その厳しい戦いで2連勝できるようにともに戦っていただければ」と語った。

そんな森保ジャパンの11月初戦は15日のインドネシア代表戦。ここまで3分け1敗と勝ちなしのインドネシアだが、多くの帰化選手で強化がなされ、その効果からか、サウジアラビア代表やオーストラリアから勝ち点をもぎ取る。森保監督も「帰化しているほとんどの選手はヨーロッパで活躍している選手で、非常に力がある。スタメンのほとんどのポジションでプレーしているし、これまでのインドネシアとは違い、さらに強いチームになっている」と警戒を怠らず。「厳しい戦いになるのを覚悟して試合に臨もうと思う」と付け足した。

そう警戒心を抱くインドネシアの戦いぶりにも「堅守速攻ができれば、前から激しいプレスをかけ、相手のやりたいことを潰し、ゴールに向かっていけるチーム」と分析。一方で、「『これだ』と決めつけてはいけない」と続け、「毎回の活動で帰化選手がどんどんと増えてきているので、その選手の特長を生かしたりして、プラスアルファの力でチームを作っている」と表情を引き締める。

日本のデータ収集力も試される一戦になりそうだが、ナショナルチームダイレクターの山本昌邦氏は「分析担当が充実しているので、すべて把握しているし、現場の監督、コーチングスタッフにもそれがしっかりと共有されている」とキッパリ。「データ分析のところはかなり進んでいる」と強調した。

そうしたバックアップも受けながらの戦いになる森保監督は「守備を固め、そこから攻撃を仕掛けてくる部分で、これまでだけを見ると、オーストラリア戦と同じような戦いがインドネシア戦でも考えられる。相手が非常に賢い戦い方をしてくるなか、さらに我々の方が賢く戦って上回っていくのが大事」と力説。「まずはワンチャンスを狙ってくる相手を無失点で抑えながら、守備を固めてくる相手にオーストラリア戦よりもチャンスの数やゴールにつなげる回数を増やし、チームとして修正、改善、成長できるようにトライしていきたい」と力を込めた。

帰化選手での増強を続ける不気味なインドネシアとのアウェイ戦を攻略し、19日に控えるアウェイの中国代表戦に向かっていけるか。

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