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鎌田大地がキャリア初の退場…パレスはフルアムに敗れて3戦ぶり黒星【プレミアリーグ】

超ワールドサッカー / 2024年11月10日 2時8分

写真:Getty Images

プレミアリーグ第11節、クリスタル・パレスvsフルアムが9日にセルハースト・パークで行われ、アウェイのフルアムが0-2で勝利した。なお、パレスのMF鎌田大地は先発も76分に退場となった。

前節、ウォルバーハンプトンとの下位対決を2-2のドローで終えた17位のパレスは、9位のフルアムとのロンドン・ダービーで2試合ぶりの白星を狙った。鎌田はこの試合で引き続きスタメンとなったが、2シャドーの一角でのプレーとなった。

立ち上がりからエンジン全開のパレスはマテタとサール、鎌田の前線3選手の背後へのランニングを使いながら、幾度か良い形の攻撃を仕掛けていく。

これに対してフルアムも徐々に後方からの丁寧な繋ぎでプレスを回避し、アタッキングサードで機動力を発揮したネルソンが効果的にフィニッシュへ絡んでいくが、14分にボックス内へ抜け出した決定機はGKヘンダーソンの好守に阻まれた。

前半半ば以降はボールの主導権を握ったフルアムペースで試合が進んでいくが、パレスも最後のところで集中した守備をみせ、決定機までは持ち込ませず。その後、前半終盤にはフルアムがイウォビのボレーシュート、パレスがマテタのヘディングシュートで決定機を迎えたが、いずれも相手守備陣の好守に阻まれた。

だが、このままゴールレスでハーフタイム突入かに思われた前半アディショナルタイムにスコアが動く。最後尾でボールを持ったDFラクロワにプレッシャーをかけたスミス・ロウがボールを突くと、こぼれを収めたヒメネスが絶妙な背後へのリターンパスを供給。そのままボックス内に持ち込んだスミス・ロウの左足シュートがゴール右隅へ決まった。

相手のミスをしたたかに活かしたアウェイチームの1点リードで折り返したダービー。パレスは後半も同じメンバーで臨んだが、中盤起用のグエイをディフェンスラインに戻し、鎌田をセントラルMF、ムニョスを右のシャドーに配置するなど大胆な配置換えを見せた。

後半の入りはホームチームが優勢も、52分にはフルアムのロングカウンターが発動。イウォビの右からのグラウンダークロスをスミス・ロウがワンタッチでゴールネットへ流し込む。だが、VARの介入によってかなり微妙なオフサイドでノーゴールの判定となった。

VARに救われて2失点目を免れたパレスだが、直後にはアンドレアス・ペレイラにボックス内で続けて決定機を許すが、ここはGKヘンダーソンの連続セーブで事なきを得た。

続けざまのピンチを凌いだことで、良い意味で開き直りたいところだったが、前半同様に遅攻の局面ではなかなか効果的に前線の選手へボールを送り届けられず。加えて、重心が低く得意のカウンターやセットプレーを繰り出す場面も限定的に。

さらに、76分には中盤でイーブンボールを競りに行った鎌田とテテが交錯。不可抗力ながらも足裏が脛に入ってしまうと、主審は迷わずレッドカードを掲示。鎌田はキャリア初の退場となった。

一方、リードに加えて数的優位を得たフルアムは82分にハリー・ウィルソン、ケアニーを同時投入すると、この交代が追加点をもたらす。相手陣内左サイドのイウォビが斜めに差し込んだスルーパスに反応したウィルソンがボックス内で得意の左足シュートを流し込んだ。

これで試合の大勢が決したなか、フルアムは最後まで積極的に追加点を狙ったが、ウィルソンの2点目がハンドで取り消しになるなど3点目には至らず。それでも、ロンドン・ダービーに完勝のアウェイチームが2連勝。敗れたパレスは3試合ぶりの黒星となった。

クリスタル・パレス 0-2 フルアム
【フルアム】
エミール・スミス・ロウ(前47)
ハリー・ウィルソン(後38)

【動画】スミス・ロウが前半終了間際の先制点


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