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「ただただ力不足」9大会ぶり天皇杯制覇ならずのG大阪、DF中谷進之介は「負けたら何も残らないというのを改めて痛感」

超ワールドサッカー / 2024年11月23日 23時0分

写真:Getty Images

ガンバ大阪のDF中谷進之介が敗戦を振り返った。

第104回天皇杯で決勝まで勝ち上がったガンバ大阪。2015年以来9大会ぶり6度目の戴冠を狙った。

しかし、エースの宇佐美貴史が負傷のため欠場。保持率を高めながらもゴールを奪えずに折り返すと、64分には宮代大聖に押し込まれ、そのまま0-1の敗戦を喫した。

あと一歩のところでタイトルに届かず。中谷は悔しい一戦について試合後に語った。

「(ワンチャンスをものにするのは)神戸の狙いだったと思いますし、良い展開のなかで点が取れないと。勝負強さにやられたかなと思います」

「前半なんかは特に(イメージ通りの展開)。僕らはすごく手応えを持っていましたし、この流れでっていうところでやっていました。だけど、負けたら本当に何も残らないというのを改めて痛感したなと思います」

さらに、エース不在の影響にも言及。モチベーションは高まったものの、チームの課題が浮き彫りになったと話している。

「(宇佐美の不在は)もちろん大きいものはあると思いますし、今年は本当に彼の力で上に来れていた。ただ僕らは貴史くんのためにというか、プレーしたくてもできない選手のために、仲間のためにという言葉が似合う時なんじゃないかなと思いました」

「ただただ力不足だと思います。夏以降、貴史くん以外で得点を取れる人がいないというところ。それはチームとして明確にあったし、改めてその課題は出たかなというのは印象としてあります」

また、自らがロングボールを弾いたところからの失点にも触れた中谷。佐々木大樹と競り合い、セカンドボールを大迫勇也に拾われたが、より良い処理もできたと分析した。

「佐々木大樹選手が僕のことを見ながら身体を当てに来るなとわかっていたので、ちょっと避けながらボールを触ろうと思った。ですけど、そのボールが思ったより前にこぼれて。もう少し良い対応ができたのかなと思います」

天皇杯を準優勝で終えた一方、シーズンの締め方についてもコメント。J1リーグではAFCチャンピオンズリーグエリート出場圏内手前の4位につけるなか、切り替えて残り2試合に全力を注ぐと誓った。

「天皇杯がなくなったので、もうリーグでACLE(の出場権)を獲りにいかなければいけないと思います。実質目標として残っているのがそこしかないので」

「今日の負けは大きいですし、それを残り2試合で取り返すことにはならないですけど、せめてACLEを獲って、次に繋げられたらなと思います」

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