前田大然が1Gにタイトル決める最後のPK成功! セルティックがスコットランド最多118個目のタイトル!【スコティッシュ・リーグカップ】
超ワールドサッカー / 2024年12月16日 3時37分
セルティックは15日、スコティッシュ・リーグカップ決勝でレンジャーズと対戦し、3-3のスコアで120分の戦いを終えた。その後、PK戦を5-4で制し、2シーズンぶり22回目の優勝を果たした。
国内の総獲得タイトル数117で並ぶスコットランドの両雄による、最多タイトル獲得クラブを懸けたオールドファーム。2大会ぶりの優勝を目指すセルティックはFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央の日本人3選手をいずれもスタメンで起用した。
悪天候も立ち上がりから熱狂的な雰囲気のなかで幕を開けた一戦。立ち上がりからボールを保持したセルティックは、旗手を起点にボールを動かしながらリズムを作っていく。
16分にはその旗手が良い形でボックス内に抜け出すも、ここはGKバトランドの好対応に遭う。さらに、直後には古橋が際どいシュートを放つが、これもセーブに遭う。
前半も半ばを過ぎると、試合は徐々に膠着。互いになかなかシュートまで持ち込めない焦れる展開が続いたが、思わぬミスから試合が動いた。
41分、自陣でのテイラーの軽率な横パスをバイラミに奪われてショートカウンターを許すと、イガマネのシュートはGKシュマイケルの好守で凌いだが、こぼれ球をバイラミに押し込まれた。
内容はイーブンも痛恨のミスによって1点ビハインドで試合を折り返したフープス。後半も立ち上がりに不用意なロストからピンチを招いたが、ここはDFカーター=ヴィッカーズとGKシュマイケルの好連携によって事なきを得た。
このピンチを凌いだセルティックはここから押し返してチャンスを創出し、古橋の決定的なシュートで右CKを獲得。すると56分、そのCKの二次攻撃からボックス手前でテイラーが放ったグラウンダーのミドルシュートがゴール前でDFにディフレクトし、ゴール左隅に決まった。
テイラーの汚名返上の同点ゴールで勢いに乗ると、日本人アタッカーが決定的な仕事を見せる。60分、相手バックパスに反応して浮き球となったボールを絶妙なコントロールで収め、そのままボックス内に持ち込んだ前田は、GKに寄せられる手前で左足シュートをゴール右隅に流し込んだ。
前田のゴラッソで逆転に成功したセルティックは以降も冷静にゲームをコントロール。だが、リスクを冒して前に出るレンジャーズに押し返されると、75分には右CKのショートコーナーからニアでボールを収めたディオマンデに巧みなボールコントロールから反転シュートを打たれると、ゴール前でクリアを試みた古橋もはじき出せず。同点に追いつかれた。
この失点直後に古橋がベンチへ下がり、イダーがピッチに送り出される。後半終盤にかけて一進一退の攻防が続くと、87分にはカウンターから右のエンゲルスとパス交換したキューンがボックス中央でリターンパスを受け直し、正確なシュートで勝ち越しゴールを奪う。
これでセルティックが優勝に大きく近づいたかに思われたが、意地と意地がぶつかり合うオールドファームは簡単に終わらない。勝ち越しゴールからわずか1分後にチェルニーの右クロスに反応したダニーロのゴール至近距離からのヘディングシュートが決まった。
その後は互いに4点目を奪うチャンスもあったが、今季初タイトルの行方は延長戦に委ねられることとなった。その延長戦は互いに過密日程の疲労の影響が色濃く、勝ち越しゴールを目指して攻め合うものの、細かいミスや無理が利かない場面が目立ってシュート数が増えていかない。
そのなかで交代カードで変化を加えていくも、互いにゴールが遠い。そして、120分間の激闘は3-3のイーブンのままタイムアップ。決着はPK戦に持ち越された。このPK戦では互いに3人ずつ成功したなか、4人目のキッカーでは先攻レンジャーズのユルマズのシュートをGKシュマイケルが見事にストップ。一方、後攻セルティックは旗手がきっちり成功すると、5人目のキッカーでは前田が左隅に蹴り込んでチームにタイトルをもたらした。
そして、宿敵との死闘を制したセルティックが今季初タイトルとともにスコットランド最多118個目のタイトルを獲得した。
セルティック 3-3(PK:5-4) レンジャーズ
【セルティック】
グレッグ・テイラー(後11)
前田大然(後15)
ニコラス・ゲーリット・キューン(後42)
【レンジャーズ】
ネディム・バイラミ(前31)
モハメド・ディオマンデ(後30)
ダニーロ(後43)
【動画】前田大然が見事な1ゴール!
"Deadly Daizen Maeda!" @CelticFC have turned this one around! #PremierSportsCup | @spfl pic.twitter.com/UCl5Wp06eY
— Premier Sports (@PremSportsTV) December 15, 2024
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
荻原欠場もセルティック日本人3選手は先発! D・ザグレブvsセルティックは膠着のゴールレス【CL】
超ワールドサッカー / 2024年12月11日 4時50分
-
旗手怜央ら日本代表3選手が先発出場のセルティックは敵地でD・ザグレブとスコアレスドロー…荻原拓也はメンバー外
ゲキサカ / 2024年12月11日 4時44分
-
前田大然のCL3点目で追いついたセルティックがクラブ・ブルージュと引き分け3戦負けなし!【CL】
超ワールドサッカー / 2024年11月28日 7時10分
-
守備陣OGで失点も…セルティック前田大然がCL3点目で大仕事! クラブ・ブルージュと勝ち点1分け合う
ゲキサカ / 2024年11月28日 6時53分
-
古橋亨梧が先制弾に前田大然も1アシスト! 前半低調も後半4発のセルティックが公式戦6連勝【スコティッシュ・プレミアシップ】
超ワールドサッカー / 2024年11月24日 6時44分
ランキング
-
1「何かの訴え?」騎乗停止になった岩田康誠騎手のジョッキーパンツを複数騎手が着用にネット「無言の抗議」「ファンに伝わった」
スポーツ報知 / 2024年12月15日 18時45分
-
2《真美子さんの“スマホ機種”に注目》大谷翔平が信頼する新妻の「母・加代子さんと同じ金銭感覚」
NEWSポストセブン / 2024年12月15日 16時15分
-
365年間でわずか7人…大谷翔平は「次元が違う」 成し遂げた“411”に日米感心「すげー」
Full-Count / 2024年12月15日 18時17分
-
4IBF世界王者・西田凌佑が7回KOで初防衛「内容はプロキャリアで一番悪かった」と反省
東スポWEB / 2024年12月15日 20時49分
-
5八村塁トレード解禁を前にトレイルブレイザーズ移籍が再燃 米大手誌「インパクトを残せてない」
東スポWEB / 2024年12月15日 18時9分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください