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ローマがドフビクのラストプレーPK弾で劇的ドロー! アウェイ初勝利逃すも価値ある勝ち点1に【セリエA】

超ワールドサッカー / 2025年1月13日 4時11分

写真:Getty Images

セリエA第20節、ボローニャvsローマが12日にスタディオ・レナート・ダッラーラで行われ、2-2のドローに終わった。

新年初戦となった宿敵ラツィオとのデルビー・デッラ・カピターレに2-0と完勝し、捲土重来を期す2025年を最高の形でスタートしたローマ。後半戦初戦となるアウェイゲームでは前回対戦で敗れた7位のボローニャ相手にリベンジを狙った。なお、ラニエリ監督はそのデルビーと全く同じスタメンでこの一戦に臨んだ。

立ち上がりはボローニャがボールを握って押し込むと、ダリンガが積極的にボックス内で足を振っていく。だが、ここはGKスヴィラルの冷静なゴールキーピングに阻まれる。

一方、立ち上がりの守勢を凌いだローマは足元で収め始めたドフビクを起点にカウンターからチャンスの糸口を見いだしていく。なかなかフィニッシュまで持ち込めない状況が続いたが、30分を過ぎてリズムを掴む。

35分、相手のビルドアップのミスを突いたショートカウンターからボックス右でドフビクのラストパスを受けたディバラが右足でシュートを狙うが、ここは大きくふかしてしまった。

前半序盤はボローニャ、前半終盤はローマとほぼ互角の攻防が繰り広げられた中、試合は0-0で後半に突入。

引き続き主導権争いが続くも、古巣対戦のベルギー人アタッカーが決定的な仕事を果たす。58分、左サイドのペッレグリーニを起点にスムーズへ右に展開すると、ボックス溜め右角でマヌ・コネからパスを受けたサーレマーケルスがカットインから左足シュート。ややDFがブラインドになったことでGKスコルプスキの反応が遅れたこともあり、ゴール左隅にシュートが決まった。

敵地で先制に成功したローマだったが、今季ここまでアウェイ未勝利の内弁慶は簡単には解消されず。先制から2分後にボローニャのロングカウンターに晒されると、数的不利の状況で右のエンドイエから折り返されたボールをファーでフリーのダリンガに右足で流し込まれる。

さらに、直後にはセットプレーの守備の際にコネがボックス内でのハンドを取られてPK献上。これをキッカーのファーガソンにゴール右隅へ蹴り込まれ、65分に逆転まで許した。

失点後もしばらくは状況を見守ったラニエリ監督だが、75分を過ぎて一気に動く。3枚替えでエル・シャーラウィ、ピジッリを、84分にはディバラとサーレマーケルスを下げてザレフスキ、バルダンツィとフレッシュな若手アタッカーを一気にピッチへ送り込んだ。

この交代もなかなか機能せず、時間だけが過ぎていったが、デルビー勝利で勝負強さを得たか、土壇場で追いつく。ラストプレーとなった右CKでエンディカが競ったボールがDFルクミの右手に当たると、オンフィールド・レビューの末にPKを獲得。これをキッカーのドフビクが冷静に決め切った。

後半戦初戦でのアウェイ初勝利は逃すも、難敵相手に価値ある勝ち点1を確保した。

ボローニャ 2-2 ローマ
【ボローニャ】
タイス・ダリンガ(後16)
ルイス・ファーガソン(後20[PK])
【ローマ】
アレクシス・サーレマーケルス(後13)
アルテム・ドフビク(後53[PK])

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