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アーセナルが競り勝って2戦ぶり白星! ルイス=スケリー前半退場も数的同数の後半にカラフィオーリが値千金の復帰弾【プレミアリーグ】

超ワールドサッカー / 2025年1月26日 2時40分

写真:Getty Images

プレミアリーグ第23節、ウォルバーハンプトンvsアーセナルが25日にモリニュー・スタジアムで行われ、アウェイのアーセナルが0-1で勝利した。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。

2位のアーセナルは前節、アストン・ビラに2点差を追いつかれる2-2の痛恨ドロー。首位リバプールとの勝ち点差が「6」に広がった。それでも、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではディナモ・ザグレブ戦に3-0の快勝。ストレートイン圏内の3位キープに成功した。

週明けにジローナとのCL最終節を控えるなかで臨んだアウェイゲームでは先発5人を変更。キヴィオルとジンチェンコに代わって負傷明けのサリバ、ルイス=スケリーが復帰した一方、体調不良でベンチ外となったウーデゴールの代役にヌワネリ、ジョルジーニョとスターリングに代えてトーマス、トロサールを起用した。

立ち上がりから安定したボール保持と前線からのプレスでリズムを掴んだアーセナルだったが、最初の決定機はウルブスに訪れる。10分、カウンターから右サイドで見事な縦への突破を見せたセメドが正確なクロスをファーへ上げると、これにフリーで反応したサラビアが左足ダイレクトボレー。だが、このシュートは枠を外れた。

冷や汗をかいたものの、ここから再び押し込んでいくアーセナル。19分と24分にはトロサールの正確な左クロスからゴール前のハヴァーツに続けてビッグチャンスが舞い込むが、1本目のヘディングシュートは枠の右、2本目のヘディングシュートはGKジョゼ・サのビッグセーブに阻まれた。

前半30分過ぎにはラーセンの負傷による治療とファン・ヒチャンのスクランブル投入で一時中断を挟むなど、少しプレーが切れる場面が増えて互いに流れを掴み切れない。

その後、前半終盤にはウルブスの自陣深い位置からのカウンターの場面でドハーティのアキレス腱付近にルイス=スケリーの足裏が入ると、すぐそばで見ていたオリバー主審が危険なファウルと判断しレッドカードを掲示。VAR担当からオンフィールド・レビューの進言もなく、当初の判定通りにルイス=スケリーの退場が決定した。

スコアは0-0も数的不利で試合を折り返したアーセナルはヌワネリを下げてカラフィオーリをハーフタイム明けに投入。体力がある時間帯にゴールを奪うべく前がかると、マルティネッリの鋭い仕掛けやボックス右に抜け出したライスの強烈なシュートでGKジョゼ・サにファインセーブを強いる。

この時間帯にゴールをこじ開けることはできなかったが、70分には前半1枚カードをもらっていたジョアン・ゴメスが退場となった数的同数となる。すると、この直後の74分には右サイドでタメを作ったマルティネッリが左足に持ち替えて入れたクロスのこぼれに反応したカラフィオーリがボックス左から見事な左足ダイレクトシュートをゴール右隅に流し込み、先制点を奪った。

その後は前がかったウルブスの反撃に晒されるも、アイ=ヌーリ、クーニャの決定機はGKラヤが見事なセーブで阻むと、アルテタ監督はマルティネッリを下げてティアニーを2列目に投入して逃げ切り態勢に入った。

そして、やや単調なホームチームの反撃を冷静に撥ね返し続けたアーセナルが、前半に退場者を出した難しいアウェイゲームを制してリーグ2戦ぶりの白星を挙げた。

ウォルバーハンプトン 0-1 アーセナル
【アーセナル】
リッカルド・カラフィオーリ(後29)

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