「今は変更を実施するのに最悪な時期」ユナイテッドのサポーター団体が、チケット代値上げ計画のクラブに抗議「ファンの感情はすでに落ち込んでいる」
超ワールドサッカー / 2025年1月28日 17時10分
マンチェスター・ユナイテッドのサポーター団体は、チケット代値上げを模索するクラブに抗議の声を上げている。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。
今シーズンも不振に苦しみ、昨年10月には3年目を迎えていたエリク・テン・ハグ監督を解任する決断を下したユナイテッド。しかし、後任にルベン・アモリム監督を迎えてからも苦戦は続いており、先週末に行われたプレミアリーグ第23節のフルアム戦こそ勝利したが、リーグでは12位に低迷している。
苦しい状況はピッチ内のみでなく、ピッチ外でも。過去5期で700億円以上の損失額を出すなど赤字続きのクラブは、プレミアリーグが定める収益と持続可能性に関する規則(PSR)へ抵触する危険性に直面。これを受けてジム・ラトクリフ共同オーナーは、シーズン途中でのチケット代値上げや子ども・年金受給者へのチケット代割引廃止といった処置を断行してきた。
チケット代については、今夏にさらなる値上げがされる可能性も。これに対して、サポーター団体であるマンチェスター・ユナイテッド・サポーターズ・トラスト(MUST)は、ラトクリフ氏に対して以下の公開書簡を送っており、チケット価格の上昇について熟考を求めている。
「我々はマンチェスター ユナイテッドのサポーター・コミュニティの代表として、クラブへの愛で団結し、マンチェスター・ユナイテッドがピッチ内外で成功することを望む共通の願いに突き動かされ、あなた(ラトクリフ氏)に手紙を書いています」
「試合のチケットポリシーと価格設定に関する今後の決定を検討するにあたり、変更のタイミング、潜在的な結果、長期的な影響について、立ち止まって慎重に検討することをお勧めします」
「クラブが最終的にこれらの決定を下すことは認識していますが、我々はその決定に対して役立つような、従業員があなたに伝えることをためらうかもしれないような正直な助言を提供します。また、他のサポーターに我々の立場を理解してもらうため、公開書簡の形でこれを公にしたいと考えました」
「あなた自身の公のコメントを見ると、チケットの価格設定とポリシーを大幅に見直す必要があるという結論に達したようだと考えます。しかし、今は大幅な変更を実施するのに最悪の時期であると強く信じています」
「チームはピッチ上で苦戦し、ファンの感情はすでに落ち込んでいます。チームのパフォーマンスを向上させるため、全員が力を合わせる必要があるでしょう。分裂を深めたり、さらなる不満を生み出したりするリスクを冒す必要はありません」
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