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レスターオーナーら5名死亡の2018年ヘリ墜落事故、検死審問が「偶発的な事故」と結論 英国史上最大の賠償請求事案

超ワールドサッカー / 2025年1月29日 16時25分

写真:Getty Images

レスター・シティの前オーナー、ヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏などが亡くなった2018年のヘリコプター墜落事故に関し、イギリスの検死審問が「事故」と結論づけた。『ロイター』やイギリス『ミラー』などが伝える。

2018年10月27日、レスターの本拠地キング・パワー・スタジアムを飛び立ったヘリコプターが離陸直後に敷地近くへ墜落。これにより、同クラブオーナーのスリヴァッダナプラバ氏など乗員乗客全5名が亡くなった。

中国系タイ人の実業家であるスリヴァッダナプラバ氏は2010年にレスターを買収し、積極的な投資でチームを強化。15-16シーズンの“ミラクル・レスター”プレミアリーグ初優勝につなげ、ファン・サポーターから敬愛されていた。

氏の遺族らは、事故機の製造元であるイタリアの航空会社を相手どり、21億5000万ポンド(約4165億円)の損害賠償を求めて提訴。イギリス史上最大の賠償請求事案となっている。

航空会社側が一貫して「機体は安全基準を満たしていた」との見解を示すなか、このところ3週間にわたって検死審問が開かれ、墜落は「偶発的な事故」との結論に。死亡した1人であるパイロットも「墜落を避けるためにできる限りを尽くした」と報告書に盛り込まれた。

これを受け、スリヴァッダナプラバ氏の死後にオーナーシップを引き継いだ息子、アイヤワット・スリヴァッダナプラバ氏が声明。

検視官らへの感謝を表明しつつも、航空会社について「ヘリコプターは安全ではなかった。父はあの機体の設計を信頼していませんでしたし、その安全性を担保する責任が会社にあったはずです」などとした。

また、遺族代表の弁護士は「検死審問は責任の所在を明らかにしないが、今回示された証拠の数々は、航空会社の基本的な技術的失敗を物語っている」と主張。「悲劇の原因は根本的な設計ミスとリスク管理の失敗」とした。

英国史上最大の賠償請求は今後も続いていく。

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