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2034年のサウジアラビアW杯ではアルコールが一切禁止に…「アルコールは一切ない予定」「他人のために文化を変えたくはない」

超ワールドサッカー / 2025年2月13日 0時15分

写真:Getty Images

2034年のワールドカップ(W杯)はサウジアラビアで開催されることが決定しているが、現時点ではアルコールは一切禁止になるようだ。イギリス『BBC』が伝えた。

2026年の北中米W杯では、出場国が32カ国から48カ国に拡大して開催。2030年はスペイン、ポルトガル、モロッコの3カ国共催となり、W杯第1回大会から100周年と言うことで、ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイで開幕戦が行われるという異例の大会となることが決定した。

そんな中、2034年の大会はサウジアラビアでの開催が決定。2022年のカタールに続いての中東での開催となる。

世界的なお祭りでもあるW杯は、世界各国から多くのファン・サポーターが集まる一方で、開催国の文化的な背景に即した行動が求められることとなる。

そんな中、サウジアラビアのハリド・ビン・バンダル・アル・サウド王子がイギリス『LBC』のインタビューに応じ、2034年大会は一切アルコールがない大会になると語った。

「現時点では、アルコールは許可されていない」

「アルコールがなくても十分楽しめる。100%必要というわけではないし、帰った後に飲みたければ大歓迎だが、現時点ではアルコールはない」

同じ中東のカタールでもアルコールはスタジアム等で制限されていたが、ホテルでは飲酒が可能だった。

ただ、「アルコールは一切ない予定」と、サウジアラビア大会はホテルでもアルコール禁止に。「我々の国の天気と似ていて、乾燥した国だ。誰もが独自の文化を持っている。我々は自分たちの文化の範囲内で人々を受け入れることに満足しているが、他の人のために自分たちの文化を変えたいとは思っていない」と、自分たちの文化に従ってもらうことになると主張した。

サウジアラビアはイスラム教の聖地であるメッカとメディナがあり、戒律に対して厳格な国として知られている。

飲酒や酒類の所持に関しては、1951年にアブドゥルアジズ国王の息子の1人が酒に酔った結果、イギリスの外交官を射殺する事件が発生。そのため、1952年から法律で飲酒や酒類の売買が一切禁止されており、ルールに違反した場合は懲役刑、罰金刑のほか、公開鞭打ちなどの処罰を受けることとなる。

一方で、外交特権を持った外国人に対しては事前の登録制で酒類の購入が可能にもなっており、2024年には酒類を販売する店を70年以上ぶりにオープンしていた。

近隣のアラブ首長国連邦(UAE)やカタールは非イスラム教徒に対しては制限を緩和しているが、サウジアラビアはW杯に向けても変わるつもりは現時点ではないようだ。


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