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米Veeam、「Veeam Backup for Google Cloud Platform」の一般提供を開始

週刊BCN+ / 2021年2月4日 13時57分

米Veeam、「Veeam Backup for Google Cloud Platform」の一般提供を開始

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 米Veeam Software(Veeam)は2月3日、新製品「Veeam Backup for Google Cloud Platform」の一般提供を開始すると発表した。パブリッククラウドのサポートを拡大し、大手プロバイダー3社の全てを網羅する。

 現在、企業の大半がハイブリッドクラウドまたはマルチクラウド環境を運用し、そのうち72%は複数のプロバイダーを利用している。今回、パートナーシップを拡大したGoogle Cloudは、世界5大パブリッククラウドインフラストラクチャー・プロバイダーの一つ。

 新製品によって、単一のプラットフォームでクラウド、仮想、物理層にわたる全てのアプリケーションとデータのマネジメントや運用管理が可能になり、企業のハイブリッドクラウドの導入をさらに加速する。

 Veeam Backup for Google Cloud Platformでは、アプリケーションとデータの保護を可能にするGoogle Cloudのバックアップとリカバリーを提供する。Google Cloudネイティブのテクノロジーを活用して自動化の領域を広げ、さまざまなクラウドデータの損失に備えた迅速で確実な処理を可能にする。また、顧客がセキュリティやデータ保護の責任に対応できるようサポートする。

 主な新機能として、Google Cloud Marketplaceからインストール後、わずか数分でデータ保護を開始することができ、シンプルなウェブUIで操作が可能。ポリシーベースの Google Cloud-nativeスナップショット自動化によって、迅速にこまめなリカバリーポイントを構築する。クラウドデータの損失を克服するため、フルレベルとファイルレベルのリカバリーオプションを提供する。

 また、業界初のコスト計算機能を搭載。クラウドへの過剰な支出を避けながらサービスレベルの評価基準(SLOs)に沿った予算策定が可能となる。Google Cloudのオブジェクト・ストレージへのバックアップを構築し、長期的な費用対効果の維持やコンプライアンス順守に役立つ。

 バックアップデータを本番環境と切り離すこと(クロスプロジェクト/クロスリージョン)によって、ランサムウェアなどのセキュリティ上の脅威を回避する。多要素認証によるブルートフォースアタック(総当たり攻撃)に対する多層防御を提供する。

 ポータブルなデータ形式ファイルと「Veeam Backup&Replication」の外部リポジトリとの統合で、Google Cloud外でのリカバリーが容易になる。柔軟性の高いVeeamユニバーサルライセンス(VUL)によって、ライセンス管理を簡素化し、クラウドのモビリティを実現する。

 今回の一般提供では、Google Cloud Marketplaceで無償版(最大10のGoogle Cloudワークロードのバックアップと無制限のリストアオプション、基本サポート)と、BYOL版(柔軟なクラウドデータ管理と本番環境の年中無休24時間対応サポートを備えたVUL)を用意している。

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