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企業内検索エンジンのElasticsearch 可観測性とセキュリティに注力 業種や分野ごとのパートナー支援を手厚く

週刊BCN+ / 2021年2月18日 16時0分

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 Elasticsearchは、企業内検索エンジンの開発で培った強みを生かして、システム監視や情報セキュリティ分野でビジネスを伸ばす。システム監視は「可観測性」と呼ばれる手法で、情報システムのログデータなどを収集、分析して、障害の原因や動作速度が低下した理由を探し出す。情報セキュリティでは振る舞い検知の情報を集めて情報漏えいや不正使用を未然に防ぐことを重視する。

 川崎友和・ジャパンカントリーマネージャーは、「国内での企業内検索エンジンの知名度の高さに比べて可観測性やセキュリティはまだこれから」と課題を感じており、可観測性とセキュリティの実績づくりに力を入れる。欧米市場では可観測性、セキュリティともに実績が多くある。セキュリティの事例では金融サービスのユーザーで不正引き落としの兆候をリアルタイムで収集し、実際に引き落とされる前に手を打つといった用途に活用している。国内でも金融や官公庁を含む幅広い業種を顧客ターゲットとしていく。

 現在の国内販売パートナーは日立ソリューションズや野村総合研究所、ラックなど10社余り。パートナー施策の一環として業種に強いパートナーを拡充したり、可観測性やセキュリティといった注力事業と相性のいいパートナーを手厚くすることを検討している。販路の多様化や分野ごとの深掘りをすることで国内ビジネスの成長につなげる。(安藤章司)

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