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ネットワールド、福岡ひびき信用金庫が「Pure Storage FlashArray」を採用

週刊BCN+ / 2021年3月2日 17時8分

ネットワールド、福岡ひびき信用金庫が「Pure Storage FlashArray」を採用

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 ネットワールドは3月2日、福岡ひびき信用金庫が約150の情報系システムで利用するOracle DB用のストレージ基盤刷新プロジェクトで、ネットワールドが提供するPure Storage製オールフラッシュ・ストレージ「Pure Storage FlashArray //X10R2」(FlashArray)を採用し、本格稼働を開始したと発表した。

 福岡ひびき信用金庫は、ITインフラの構築・運用を自社で内製化していることから、新しいストレージの選定時には、性能、信頼性に加えて、自社要員だけで簡単に扱えることが要件となり、専門知識がなくても簡単で便利なストレージを手頃な価格で提供するという製品コンセプトのFlashArrayが選ばれた。

 FlashArrayには、3年ごとに新しいコントローラが無償で提供されるPure Storage独自のサポートプログラム「Evergreen Storage」があり、また、ネットワールドの保守サービスを利用すればアップグレード作業も無償で実施できるため、更新作業に伴う負担を軽減できることが選定のポイントとなった。さらに、性能や容量の情報を簡単にチェックできるクラウドベースの運用監視プラットフォーム「Pure1」によって運用管理負荷も大幅に軽減できる。

 福岡ひびき信用金庫のシステム部門では、デジタルトランスフォーメーション(DX)の中核として、限られた社内の人的リソースをインフラの運用管理負荷から解放し、より付加価値の高い業務へとシフトさせることを模索していた。トレーニングを受けないと扱えないストレージ製品が多い中、誰にでも簡単に操作でき、運用管理の属人化を排除できるFlashArrayは、内製化を進めていく上で大きなメリットだと評価している。

 FlashArrayの導入によって、パフォーマンスに大きな改善効果があり、以前は約4時間かかっていたバッチ処理が、約2時間と半分に短縮されており、今後システムの負荷がさらに高まったとしても十分対応できる。また、圧縮・重複排除機能の効果も大きく、約8.8倍の圧縮・重複排除率を達成し、リソースの有効活用により、容量不足に悩まされる心配もなくなった。

 さらに、Pure1では性能や容量の情報を簡単にチェックできるため、効率的な運用管理の実現に大きく寄与する。また、Pure1には、VMware環境の性能情報などもまとめて管理できる「VM Analytics」機能も備わっており、仮想化基盤用のストレージとして役立つと期待されている。

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