メディカルITセンターとネットワンシステムズ、心理的研究の実証研究を開始
週刊BCN+ / 2021年3月9日 13時45分
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名古屋大学医学部附属病院メディカルITセンターは、ネットワンシステムズの協力で「心理指標を利用した人事評価に関する研究」の研究用ツールとして、色彩心理学とAI技術によって潜在意識を分析するSaaS型タレントマネジメントシステム「カラタレ」を活用した実証研究を実施している。 近年、従業員の健康に配慮する「健康経営」が注目されている。それを評価する生産性指標として「プレゼンティーイズム(出勤しているが不調で生産性が低下している状態)」と「アブセンティーイズム(病気や体調不良によって欠勤している状態)」が重要視されています。その一方で、両指標の一般的な測定手法では、生産性低下は“事後”にしか把握することができなかった。
そこで、メディカルITセンターでは、両指標の悪化(生産性の低下)につながる潜在意識の変動要素を解明することで、人事評価の低下や離職の“兆候”を捉えて、事前に職員をサポートすることが可能になると考え、今回の研究を開始した。
研究は、複数の被験者を対象として約1年という長期にわたり、生産性指標と潜在意識との関連を模索しながら明らかにする必要があることから、豊富な特性分析項目をもち、また約3分で負荷なくテストが完了するカラタレが研究用ツールとして選定された。
研究では、主に「両指標の悪化(生産性の低下)が、人事評価の低下や離職につながること」「両指標の悪化原因となる、潜在意識の変動要素を特定すること」の2項目の解明を試みる。
具体的には、約30人の被験者について、「プレゼンティーイズム」「アブセンティーイズム」「潜在意識」「人事データ」の4つの情報を定期的に取得する。そして、各情報の相関関係の可視化を、多様な切り口による機械学習を通じて試みる。約1年にわたる調査を通じて、今年6月に研究結果をまとめる。
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