クオリティア、「Active!zone」とアズジェントの「VOTIRO Disarmer」を連携
週刊BCN+ / 2021年4月23日 15時8分
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クオリティアは、メール無害化「Active!zone」とアズジェントの販売するファイル無害化ソリューション「VOTIRO Disarmer」(開発元:Votiro)との連携を4月22日に開始した。
Active!zoneは、外部から悪意をもってネットワークに侵入する方法として使われる標的型メール攻撃への対処として有効な標的型メール攻撃対策ソリューション。添付ファイルの無害化、HTMLメールのテキスト変換、URL文字の無害化機能に加え、スパム対策、ウイルスメール対策など、さまざまな無害化処理を実装している。
一方、VOTIRO Disarmerは、ファイルがマルウェアを含んでいるかもしれないという「可能性」を重要視し、外部から入ってくるさまざまなファイルを無害化するソリューション。Office、一太郎、PDF、CADなど、さまざまなファイル形式に対応しており、特に純国産の日本語ワープロソフト「一太郎」では、開発元であるジャストシステムの協力により、いち早く無害化に対応した。これにより、地方自治体では46都道府県内の県または県下の市区町村へ導入されており(19年1月現在)、実質的なデファクトスタンダード製品となっている。
今回の連携で、Active!zoneでのMicrosoft Office系(Word、Excel、PowerPoint)やPDFなどで実行するマクロの除去に加えて、VOTIRO DisarmerのPositive Selectionテクノロジー(CDR技術をさらに進化させた最新技術)を用いて、悪意の有無にかかわらず、すべての対象ファイルを再帰的かつ高い原本性で無害化する。
パスワードファイルについても、Active!zoneの添付ファイル分離画面で解凍後、ダウンロードする前にVOTIROでサニタイズすることができるようになる。また、シグネチャの存在しない未知の攻撃も防御すると同時に、パターン更新や誤検知からの解放も実現する。
組織外からもち込まれるファイルに潜むマルウェアを全て無害化することにより、ネットワーク分離を必要とする金融系企業、自治体では、総務省に規定されている「ファイルを一旦分解した上で危険因子を除去した後、ファイルを再構築し、分解前と同様なファイル形式に復元する」ことが可能となり、巧妙な標的型メール攻撃による情報漏えいを防止できる。
Active!zoneのVOTIRO Disarmer連携機能は、税別90万円で提供する。
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