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クアルトリクス XMソリューションの提供を強化

週刊BCN+ / 2021年5月13日 16時0分

クアルトリクス XMソリューションの提供を強化

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 クアルトリクスは、国内でエクスペリエンス管理(XM)製品の提供を強化している。日本IBMと戦略的パートナーシップを結び、同社が日本初のクアルトリクス認定リセラーとなったことを4月に発表した。コロナ禍でXMへの注目が集まる中、両社で市場の開拓を進める方針だ。 クアルトリクスは、顧客や従業員、製品、ブランドを対象としたエクスペリエンス管理製品を提供している。国内ではこれまで、導入前のコンサルティングや導入支援などを日本IBMを含むパートナーに担ってもらい、製品は直販で提供していた。

 今回のパートナーシップでは、日本IBMがクアルトリクス製品の契約の窓口となり、ワンストップでXMソリューションを提供できるようになったことが大きな柱。クアルトリクスの春木菊則・アライアンスディレクターは「導入のプロセスに加え、ライセンスの販売もパートナーが行うのは世界で初めての試みだ」と意義を強調する。

 日本IBMは、2019年11月からクアルトリクスパートナーネットワーク(QPN)に加入。XMの導入に特化した専任チームを発足させ、20年2月にはチームのメンバー全員がクアルトリクスのコンサルタント資格を取得した。専任チームの中心となっている同社の佐藤一樹・グローバル・ビジネス・サービス事業本部Talent & Transformation Technologies Engage & Experience事業担当マネージャーは「われわれがソリューションの全体像をつくっても、契約は別という話になると、お客様は疲れてしまう。提案から契約、導入後のトラブルシューティングも、われわれが窓口となって対応できるようにするため、リセラーパートナーになることはQPNに加入した当初からクアルトリクスに打診していた」と話す。

 一方、春木アライアンスディレクターは「われわれの製品を導入する場合、システムインテグレーションが必要となるケースがある。日本IBMのようにシステムインテグレーターという性格を持った会社は、お客様から信頼されやすく、われわれとしては安心して組める」とし、両社の思惑が一致したことでパートナーシップが実現したと説明する。

 佐藤マネージャーは、XMのニーズは、コロナ禍の前から段階的に高まっており、コロナ禍で急増したと説明。今後も需要は増えるとみており、「クアルトリクスの製品を中心に、いろいろな課題解決策をお客様に提供していく。市場を10倍、100倍という規模感で大きくしていきたい」と意気込む。

 春木アライアンスディレクターも「新しいマーケットなので、日本IBMと一緒に開拓していく」との考え。さらに、日本IBMとのビジネスの状況を見ながら、リセラーに関する新しいパートナープログラムの立ち上げを検討するとしている。(齋藤秀平)

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