アイティフォー、サイバー攻撃対策サービス「CyCraft AIR」の販売を開始
週刊BCN+ / 2021年6月3日 15時28分
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アイティフォーは6月2日、CyCraft Japan(CyCraft)と販売代理店契約を結び、増加するサイバー攻撃へのEDR(Endpoint Detection and Response)として、AI(人工知能)を活用したサイバー攻撃対策サービス「CyCraft AIR(サイクラフト・エアー)」の販売を発表した。
CyCraft AIRは、CyCraftが提供するAI主導型のサイバー攻撃対策サービス。同時に複数のエンドポイント(端末機器)を検査し、リアルタイムで脅威を検知する。検知された脅威は、即座に感染状況と原因を分析し、全世界から収集された最新情報をもとに的確な対応方法を提供する。これら一連のフローはAIを使って自動化されており、定期的に詳細な分析結果をダッシュボードで可視化、企業の解析作業を支援する。
CyCraft AIRは昨年、米MITRE ATT&CKのMITRE ATT&CK評価テストで、21社の製品のなかの検知分野で最高スコアを獲得しているほか、検知能力、誤検知分野でも高得点を獲得している。また、インターネットテクノロジーのイベント「Interop Tokyo 2020のBest of Show Award」のセキュリティ部門でグランプリを受賞。さらには、「2021 Cybersecurity Excellence Awards」のAIセキュリティ分野の製品部門でも金賞を受賞している。すでにアジアの政府機関、主要銀行を含む金融機関、主要インフラ企業などで広く導入されている。
CyCraft AIRを導入することで、従来実施していた端末ログなどの膨大な量の調査・分析に費やしていた時間と労力を大幅削減することが可能になる。3時間以内に分析結果がレポートされるため、復旧作業にかかる時間が短縮できるほか、対応方法がレポートとして提供されるため、自社での対応が可能。被害を軽減するとともに、企業の信頼回復に向けた対策に早期に注力することができる。
アイティフォーでは、同社システムの主要な顧客である地域金融機関、地方自治体、ECサイト運営会社を中心にCyCraft AIRを提供し、今後3年間で5億円の受注を目指す。また、事前対策サービスである次世代ファイアウォールの「WatchGuard」をはじめ、アンチウイルス対策「LanScope Cat」、マルウェア対策「プロテクトキャット Powered by BlackBerry」などと組み合わせ、トータルでネットワークセキュリティソリューションを提供していく考え。
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