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MJS、「MJS AI 監査支援」のクラウドサービスを開始

週刊BCN+ / 2021年6月22日 15時31分

MJS、「MJS AI 監査支援」のクラウドサービスを開始

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 ミロク情報サービス(MJS)は、AIを活用した仕訳・残高チェックシステム「MJS AI  監査支援」について、さまざまな財務・会計システムとの連携が可能なクラウドサービスを6月27日に開始する。

 MJS AI 監査支援は、日次、月次、年次の財務会計処理の業務で、担当者が入力または自動作成した仕訳の処理ミスや処理漏れなどを自動でチェックするシステム。19年に提供を開始して以来、これまでにMJSの各ERPシステムとの連携をはじめ、会計事務所が顧問先の会計データを監査する際や企業が自社の仕訳データや試算表をチェックする際に利用されてきた。

 今回、新たに他社の財務・会計システムとの連携を開始。これによって、他社の財務・会計システムから出力した仕訳と残高のCSVファイルをクラウド環境にあるMJS AI 監査支援にアップロードすることで幅広い層の顧客が利用できるようになる。

 MJS AI 監査支援によるチェック結果は、確認が必要と思われる科目や金額が一目で分かるようレポートとして表示する。チェックルールは、(1)税法などを踏まえた上で、誤りが発生しやすいポイントを考慮しあらかじめ設定された「システム標準ルール」、(2)ユーザーが設定する「オリジナルルール」の二つを任意に組み合わせてチェックすることが可能。さらに、AI機能によって学習データとチェック対象の仕訳データを比較し、確認が必要と思われる仕訳に対して修正提案を行う。また、事前に担当者情報を登録することで、複数人でMJS AI 監査支援にログインすることが可能。複数会社がある場合、会社別に担当者を設定することもできる。

 これによって、仕訳の科目や金額に誤りや異常値がないか、会計基準・税法に沿った正しい処理がされているかなど、チェックにかかっていた時間の短縮や業務の効率化、さらには月次・年次決算の早期化にもつながり、働き方改革の推進や人手不足といった課題解決を支援する。

 また、決められたチェックポイントとチェックルールに基づき監査が行われるため、チェックレベルが標準化され、経理知識のばらつきや担当者変更時の引き継ぎ漏れなどのリスクを軽減するとともに、正確性が向上する。

 MJSでは、これまでに各種ERPシステム、クラウドサービスと、金融機関やクレジットカードなどの取引情報データを連携し自動で取り込む機能のほか、領収書のOCR読み取り機能による自動仕訳作成など、会計データの「入力業務の自動化」を支援するサービスを提供してきた。今後は、MJS AI 監査支援を組み合わせることで、入力だけでなく入力内容のチェックまで自動化が可能となる。

 税別価格は、サブスクリプションプランで月額8500円となる。

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