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損害保険ジャパンとパナソニック、「Driving!」のドライブレコーダー刷新

週刊BCN+ / 2021年7月1日 14時41分

損害保険ジャパンとパナソニック、「Driving!」のドライブレコーダー刷新

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 損害保険ジャパンは、通信機能付きドライブレコーダーを活用した安全運転支援サービス「Driving!(ドライビング!)」のドライブレコーダーをパナソニックとパナソニック システムソリューションズ ジャパンと共同開発した端末にリニューアルし、9月から提供する。端末機能を活用した新たなサービスや専用スマートフォン(スマホ)アプリを追加することで、顧客に対する安心・安全の向上を目指す。

 損保ジャパンとパナソニックの共同開発によるDriving!のリニューアルにあたり、端末本体に音声通話機能、Wi-Fi通信機能を備えた新しいサービスを提供する。万が一の際には、端末本体から直接、損保ジャパンのオペレーターとつながり、必要に応じてALSOKかけつけ安心サービスを手配するなどのサポートを提供する。また、日常の運転時に前方衝突警告などの四つの安全運転サポート機能を備え、運転後に充実したセルフメンテナンス機能で顧客に対して安心・安全を提供する。

 端末のリニューアルでは、フルハイビジョンの映像で夜間や雨天時であっても信号の色やナンバープレートなどの証拠を高精細に記録、日本の準天頂衛星システム「みちびき」に対応したL1S信号が受信可能な端末を採用した。また、大容量のバッテリを搭載したことで事故などによる電源喪失時であっても端末の動作、通話機能を用いた緊急連絡も行える。加えて、前方カメラと同様にフルハイビジョンを備えたリアカメラをオプションで購入することで、あおり運転や後方からの事故を記録することが可能となる。

 新たな安全運転支援サービスでは、端末機能の活用向上、事故発生時の“つながる”安心の向上のため、端末とWi-Fiでつながる専用スマホアプリを無料で提供する。

 具体的には、もしもの時の事故対応サポートとして、端末が強い衝撃を検知、または手動で緊急ボタンを押下した際、事前に登録した家族、保険代理店に自動で通知がいくことに加えて、端末に備えた音声通話機能を通じてオペレーターと直接通話ができる。また、オペレーターを通じて全国2400カ所で待機するALSOKのガードマンを24時間いつでも事故現場へかけつけ手配することや、顧客との通話内容と位置情報にもとづき日本緊急通報サービス「HELPNET」と連携し、消防・警察へ連絡、救急車両などの出動を要請することができる。

 さらに、運転中のサポート機能として、撮影した映像を解析し、危険を未然に回避または軽減するために、前方衝突・車線逸脱・前方車両発進・逆走を検知した場合に画面表示と警告音で注意喚起し、ヒューマンエラーの未然防止をサポートする。

 自身の運転の振り返りや運転能力の維持・向上を図ることができる運転診断レポートもあり、専用スマホアプリやドライバーズページ(ウェブ)で確認できる。運転スコアの推移やヒヤリハットなどを確認することで、これまで意識してこなかった自身の運転の特徴を知り、要注意ポイントを把握できる。加えて、運転特性スコアが80点以上である場合は翌年度の自動車保険料を5%割り引く走行特性割引が適用される。

 特約保険料は月額850円。7月1日に損保ジャパン取扱代理店で申込受付を開始している。

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