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シーイーシー、IoT開発の支援サービス「ANIoT」の提供を開始

週刊BCN+ / 2021年7月15日 17時30分

シーイーシー、IoT開発の支援サービス「ANIoT」の提供を開始

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 シーイーシーは、IoT開発の支援サービス「ANIoT(エニオット)」の提供を7月14日に開始した。 

 ANIoTは、コンシューマー向け家電製品から産業用プロダクトに至るまで、「製品IoT化をもっと簡単に」を掲げ、顧客価値向上や保守費用低減につなげるサービス。製品のIoT化構想に関する企画段階から試作、製品評価・テストまでを支援する。第1弾サービスとして、顧客のPoC(Proof of Concept)ニーズに合わせ、IoTゲートウェイ、クラウド環境、ウェブ・スマートフォン(スマホ)アプリをパッケージ化した「IoTプロトタイプ構築サービス」を先行提供する。

 ANIoTプロトタイプ構築サービスでは、IoTゲートウェイとクラウド環境、ウェブ・スマホアプリをパッケージ化することで、顧客は既存の製品・機器や開発段階のプロダクトの準備だけで、最短3週間で遠隔監視やアラート通知機能に対応したプロトタイプ環境を構築できる。顧客側のIoTシステム構築が不要となるため、本来の目的であるデータを活用したカスタマーサポートの迅速化、顧客満足度向上策の検討に専念できる。

 また、SIサービス(製品設計、システム開発、運用保守サービス)では製品のIoT化に求められる組み込み技術、クラウド環境やウェブアプリの幅広い領域でシーイーシーの専門家が顧客を総合的に支援する。ANIoTは、顧客の製品特性や構想企画をもとにセンサー(温湿度、振動、画像、加速度など)や5G、LPWA(Low Power Wide Area)の種類・性能を見極め、用途に合ったネットワーク構築からクラウド環境の設計・開発を提案する。

 この他、ANIoTのプロダクト開発サービスと連携して、製品の品質検証、セキュリティ対策も提供。IoTソフトウェア開発品質(SQuaRE、ISO/IEC)、IoT機器の技術基準適合認定などを支援する。製品のテスト・検証や運用、保守、セキュリティ対応に至るまで各分野の専門チームが製品ライフサイクルを総合的にサポートする。

 今後、シーイーシーは、製品のIoT化支援に関する各種サービスを「ANIoT」ブランドで提供する。IT関連の人材、スキル不足が原因で製品のIoT化・つながる化に一歩踏み出せなかった顧客のテクニカルパートナーとして、DX対応をともに推進していく。さらに、ANIoTの利用を検討中の顧客、導入後の顧客に向けたワークショップ、ハンズオンセミナーを通じた技術交流・活用事例の情報交換も随時開催する。

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