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富士通フロンテック、IoTセンサープラットフォームを日本フルハーフに提供

週刊BCN+ / 2021年7月27日 17時30分

富士通フロンテック、IoTセンサープラットフォームを日本フルハーフに提供

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 富士通フロンテックは、トレーラ(けん引車)の製造・販売を行う日本フルハーフにIoTデータを蓄積・活用できるセンサープラットフォームを提供した。日本フルハーフは、運送事業者向けに同センサープラットフォームを活用した「トレーラ位置管理システム」の販売を開始する。

 トレーラには電源がないため、けん引されていない状態ではGPS情報による位置情報管理が困難で、これまで目視管理を行ってきた。今回、日本フルハーフの物流業界での知見や、トレーラ開発のノウハウを取り入れ、新たにトレーラ単体でも位置情報取得が可能な低消費電力型のGPS端末を開発した。GPS端末は、けん引中の振動や衝撃にも耐えるJASO規格を満たす堅牢性を実現。また、長期間の使用を実現する低消費電力設計で、運用形態に合わせた送信モードとして2種類を搭載している。

 この装置をトレーラに搭載することでGPS情報を受信し、富士通フロンテックが提供するセンサープラットフォームへ位置情報の送信を実現した。これにより、クラウド上でトレーラの保管場所や走行履歴などを可視化し、スマートフォンやパソコンでの確認を容易とするなど、トレーラの稼働管理・点検管理の効率化が可能となる。

 今回取得した位置情報以外にも、センサープラットフォームは、クラウド上で温湿度、照度、衝撃など、さまざまなIoTデータを簡単に収集、蓄積、活用することが可能。標準APIを搭載し、IoT機器からのデータ収集と他システム連携が容易なため、さまざまな業界業種でIoTシステム基盤として使用することができる。

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