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NEC、データ活用型ウェルネスサービスの事業化に向けた検証を開始

週刊BCN+ / 2021年9月7日 10時0分

NEC、データ活用型ウェルネスサービスの事業化に向けた検証を開始

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 NECは、東京電力パワーグリッド(東電PG)、ウェルモ、三井住友海上火災保険(三井住友海上)、東邦大学医学部衛生学教室(東邦大学)、大田区などと共同で、東京都の「次世代ウェルネスソリューションの構築事業(モデルプロジェクト)」の事業者に採択された。NECは産官学連携のもと、実証プロジェクト「都民の健康増進のための産官学データ活用ウェルネスサービス実証」として22年3月まで事業検証を行う。

 今回の実証では、将来にわたる都民の主体的な健康づくりを支えるため、予防から予後改善までを広く対象とする「生活習慣改善を促すウェルネスサービス」の社会実装によるQOL向上を目指している。実施する三つのプロジェクトを通じて、データ取得から分析、活用による事業創出と、データ活用事業をサポートする仕組み全体がビジネスエコシステムとして成り立つかの検証を行う。

 NECはこの実証で、歩行分析センサーによる計測データの提供、FiNC Technologiesのヘルスケアアプリを活用した行動変容サービス検証、各種データ分析とデータ活用プラットフォーム検証などを実施する。また、ウェルネスサービス事業者と付加価値事業者(データ提供者、分析・研究機関、データ活用プラットフォーム事業者)を連携させるデジタルプラットフォームの提供を目指す。

 同社では、NEC Smart Connectivityブランドでデータ流通のプラットフォームサービスを提供。このプラットフォームを活用することで、異業種間のデータを安全に流通させるだけでなく、サービス事業者の事業計画策定や分析を支援することが可能となる。データを活用したウェルネスサービスの新規創出と、継続的な事業展開を実現するビジネスエコシステムの醸成を推進する。

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