日立ソリューションズ、小泉に「Microsoft Dynamics 365」を導入
週刊BCN+ / 2021年9月9日 12時0分
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日立ソリューションズは、住宅設備機器の専門商社である小泉にマイクロソフトのクラウドベースCRM「Microsoft Dynamics 365」を導入し、三つの業務支援システムに分散していた営業に関わる顧客情報を統合した。2020年5月21日に本番稼働。9月に、営業部門の責任者向けに部門ごとの業績や顧客ごとの売上・活動状況を可視化する機能を追加している。
小泉では、営業活動を支援する三つのシステムとして顧客や売上データを管理する「販売管理システム」、営業日報を記録する「業務ポータル」、新規顧客開拓を支援する「営業支援地図情報システム」を運用。それぞれのデータは連携されていなかった。そのため、過去の営業活動の履歴やノウハウが社内で共有されず、十分に活用できていないことが課題となっていた。
また、営業担当者は営業所内PCまたは手書きで営業日報を作成していたため、顧客先から営業所に戻って作業しなければならず、チーム内での迅速な情報共有や業務効率にも課題があった。
こうした課題を解決するため、小泉は営業支援に関わるシステム内のデータを統合。営業活動の可視化と迅速な意思決定を可能にするとともに、効果的な顧客へのアプローチや満足度向上につなげられるシステムの構築を目指した。
日立ソリューションズを選んだのは、小泉の基幹システムをはじめとする既存システム構築の実や、米マイクロソフトや日本マイクロソフトとの強力なパートナーシップでMicrosoft Dynamics 365を活用したグローバルなシステム構築を評価したため。
小泉は新システムによって、営業活動ノウハウが蓄積・共有できることに加え、営業活動の進捗状況の可視化でデータを基にした営業戦略の立案・実行を実現。また、営業部門の責任者は部門ごとの業績や顧客ごとの売上・活動状況をリアルタイムに把握できる。さらに、営業担当者は外出先から営業日報が入力できるようになり、チーム内での情報共有や業務効率向上、働き方改革につながっている。
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