DTS、Altairとの提携で「不正予測検知ソリューション」を販売
週刊BCN+ / 2021年9月28日 15時0分
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DTSは、米Altairの日本法人であるアルテアエンジニアリングと提携し、Altairのデータアナリティクス製品を活用した「不正予測検知ソリューション」を金融機関など向けに販売する。
新たに提供するのは、AI(機械学習)とルールベースエンジンを組み合わせたハイブリッド型の不正予測検知ソリューション。キャッシュレス決済の不正検知で、従来のルールベースによる画一的な対応で課題となっていた誤検知や新たな不正手口への対応を実現する。DTSが有する金融分野での長年の開発実績・知見と同ソリューションを組み合わせることで、金融機関や資金移動業の顧客の業務を支援する。
不正予測検知ソリューションでは、Altairのデータアナリティクス製品群の中で高度な機械学習アルゴリズムをコーディングすることなく活用できる「Altair Knowledge Studio」と予測結果の異常・傾向を大量のデータから直感的に発見しやすくリアルタイムで可視化する「Altair Panopticon」を組み合わせて利用している。
主な特徴として、機械学習ツールで異常値を検知し、ルールベースエンジンに追加するビジネスルールを素早く作成する。導入時から異常値の検出に注力し、不正パターンを学習して予測。継続的なモニタリングにより実際の不正取引を発見・蓄積し、予測モデルの精度向上を実現する。さらに、データサイエンティストが実施したような高精度の予測モデル構築が効率的に作成できる機能を搭載している。
機械学習ツールは、GUIベース、ノーコーディングのユーザーインターフェースにより、従来製品比で生産性が2~3倍向上し、さまざまなスキルの人が利用できる。Altair独自の決定木機能(デシジョンツリー)によって、不正パターンに影響する変数を合理的・迅速に発見する。また、予測結果に強く影響している変数をグラフ化し、予測モデルの妥当性を検証することができる。
リアルタイム可視化ツールで、監視と可視化の結果を社内システムへ連携し、予測モデルで検知された不正データをダッシュボード形式でリアルタイムに分かりやすく表示する。不正予測結果は、メールや音声でのアラート通知のほか、顧客の社内システムへの連携も可能となっている。
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