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映像分析技術を活用、NECの「工場付加価値時間計測ソリューション」

週刊BCN+ / 2021年10月1日 11時0分

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 NECは、工場内の組立・検査工程のカメラ映像から作業員の手や体の動きを自動で検出し、稼働状況を計測・分析することで生産性向上を支援する「工場付加価値時間計測ソリューション」の販売を9月30日に開始した。

 工場付加価値時間計測ソリューションは、工場内に設置されたカメラの映像から、作業員の手や体の動きをNECの映像分析技術を活用して自動検出し、検出した時間を組立・検査工程での付加価値時間と換算して計測する。計測したデータから稼働率の数値化や作業エリアごとの状況のグラフ化を行うことで、工程間の関連性やボトルネックとなっている工程を分析することができる。

 映像を分析する際、一般的に高度な画像処理が可能なGPUを搭載した機器が必要となるが、同ソリューションでは手・人などに特化した映像分析用の学習モデルの採用で分析処理にかかる負荷を低減したため、汎用的なCPUを搭載した小型の機器で映像分析が可能。さらに、システムの構築や設置場所ごとの詳細な設定も不要なため、安価に短期間での導入を実現する。

 また、6カ月に一度のメジャーアップデートを組み込んだライセンスモデルを提供するため、常に最新の映像解析技術を利用することができる。

 なお、NECでは同ソリューションの販売と合わせて、顧客の製品やサービスとNECの技術を組み合わせてビジネスの創出を目指す取り組みである「NEC共創コミュニティ for Partner」に、新たに「NEC共創コミュニティ for Industrial Technology」を追加した。今後、同ソリューションで取得したデータと設備側で取得できるログとを組み合わせることでより高度な品質管理を目指すなど、技術支援や技術実証で連携を行っていく。

 税別価格は、1年ライセンスで70万円。同社では、グローバルで3年間1000ライセンスの販売を目標としている。

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