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GRANDIT、中小企業向け国産統合型クラウドERP「GRANDIT miraimil」を提供

週刊BCN+ / 2021年10月1日 15時47分

GRANDIT、中小企業向け国産統合型クラウドERP「GRANDIT miraimil」を提供

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 コンソーシアム方式による国産ERP「GRANDIT(グランディット)」を展開するGRANDITは、中小企業向けの国産統合型クラウドERP「GRANDIT miraimil(グランディット ミライミル)」の提供を10月1日に開始した。

 miraimilは、主要な10種類(経理、債権、債務、販売、調達在庫、継続契約、経費、資産管理、人事、給与)の基幹業務機能から必要な機能を組み合わせて統合利用できるクラウドサービスで、従来のオンプレミス型GRANDITと比べて、最短で3カ月というスピード導入と平均80%の導入コストの削減が可能となる。また、日本の業種固有の商慣習をパターン化しており、まずはGRANDITシリーズで導入実績が豊富な「商社・卸売業」と「サービス業」に特化した2種類のプランから提供する。

 商社・卸売業向けプランは、国内取引や海外取引(輸出入)など多様な取引形態や倉庫を経由しない出合取引や売買同時取引、在庫取引などの各種商流に対応している。また、金額が異なる同一商品在庫をロットごとに個別管理し、採算を把握できる。契約ごとの収益をリアルタイムに処理・把握でき、管理レポート機能も備わっているため、商社・卸売業務で日々発生する定型業務の負荷を軽減する。

 サービス業向けプランは、物販と役務(サービス)販売を同一オペレーションで統合管理することができる。期間契約業務で発生する定期的な計上を自動化でき、売上・請求業務の負荷を軽減する。仕入・売上台帳を一元化し、案件ごとに仕入と売上を紐づけて管理することで、計上ミスも防止する。

 企業の蓄積データを経営や業務に役立てるBI機能を標準実装しており、miraimilに蓄積されたデータを集計して定型レポートやモデル分析が可能。Excelのピボットテーブルなどを利用した分析パターンを用意しているため、専門知見がなくても直感的にデータ分析ができる。

 オプションで「eco Deliver Express」をmiraimilに連携して利用できる。取引先へ送付する請求書、納品書、支払通知書など、対外帳票類を電子化することで社内のペーパーレス化を実現し、在宅勤務やテレワークの導入を促進する。

 miraimilが自社業務に適用するかを検証するために、導入前に最大で3カ月間無料でサービスをトライアル利用できる。また、ERPの導入、運用、保守に精通した専任のエンジニアによる問い合わせ対応、システム監視やレポート、障害発生時の対応、バージョンアップ作業、法改正対応や機能強化時のプログラムの入れ替え作業などのサポートも含まれており、安心して利用できる。

 システム基盤には、Microsoft Azureの占有サーバーを採用している。サーバーリソースを他の顧客と共有することなく自社独占で利用できるため、他の影響を受けず安定したシステム運用が可能となり、企業のコンプライアンス要件や業界固有の標準に準拠できる。また、オプションとして、東日本・西日本の2カ所のリージョンでDR(ディザスタリカバリー)サイト構築による自然災害や人為的災害に備えたバックアップ体制を取ることができ、企業のIT-BCPを実現する。

 税別価格例は、適用業務が「経理、債権、債務、販売、調達・在庫」、10人までの利用の場合、月額45万円。発売から3年間で200社への導入を目標としている。

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