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ヘルスケア分野での社会課題を解決へ、TISが「OSPF」でプロジェクト開始

週刊BCN+ / 2021年10月29日 16時30分

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 TISは、「大阪スマートシティパートナーズフォーラム(OSPF)」のスマートヘルスシティ分野のコーディネータ企業として大阪府内の市町村のヘルスケア分野での社会課題解決に向けたプロジェクトを開始する。

 TISが推進するプロジェクトでは、健康づくりのきっかけと健康情報の利活用を促進する持続可能なプラットフォームの構築を通じて、健康無関心層の人々の健康増進による大阪府内の健康課題の解決に取り組んでいく。今年度は、生活者の疾患・介護リスクを未然に予防するための仕掛け作りを実施する。

 OSPFは、“大阪モデル”のスマートシティの実現に向けた推進体制として、大阪府、府内43市町村、企業が連携して設立された団体。TISは、スマートヘルスシティ分野でコーディネータ企業として今年6月に採択された。

 今回のプロジェクトでは、大阪府や府内の市町村の少子高齢化や人口減少、生活者のWell-Beingに関する健康課題(生活習慣病リスクの早期検知、重症化予防など)の解決に向けた提案や支援を行う。

 今年度は、「毛髪健康チェックによる老化の原因である糖化たんぱくやストレス履歴の可視化の実証実験」と「加齢性難聴・ヒアリングフレイル予防によるMCI/認知症対策の実証実験」の取り組みを大阪府の市町村とともに実施していく。

 毛髪健康チェックによる老化の原因である糖化たんぱくやストレス履歴の可視化の実証実験では、大阪千里ニュータウンで美容院を運営するテルミーソリューションズと協業し、美容院で採取した毛髪を分析して健康状態を可視化し、結果を美容院利用者に提示することで、健康無関心層に自身の健康について考えるきっかけを提供する。

 利用者に健康情報とともにTISの健康活動サポートアプリ「ASTARI」を活用してウォーキングなどの健康行動を実施してもらうことで、健康への意識と行動変容を促す取り組みを地域と連携して実施する。

 加齢性難聴・ヒアリングフレイル予防によるMCI/認知症対策の実証実験では、東和薬品との合弁会社であるTスクエアソリューションズが提供する聴力チェックアプリ「みんなの聴能力チェック」を活用し聴力測定を行うことで潜在的な難聴者を洗い出し、認定を受けたヒアリングフレイルサポーターによる難聴者のサポート(聴力に関するリテラシーの向上や聴力支援機器の貸与など)を実施する。

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