映像AIモニタリングで渋滞などを即時に検知、OKIの「AISION車両センシングVer.2」
週刊BCN+ / 2021年11月10日 13時0分
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沖電気工業(OKI)は、映像AIソリューション「AISION車両センシング」の機能を向上し、車線ごとの渋滞状況や降雨雪時の立ち往生車両の検出、四輪車と自動二輪車の同時検出を可能とした「AISION車両センシングVer.2」の販売を11月9日に開始した。道路上で発生しているさまざまな車両走行異常を即時に検出。OKIでは道路の安全管理に携わる自治体や道路管理業者などを対象に販売し、AISION全体として3年間で売上高100億円を目指す。
AISION車両センシングVer.2は、道路安全管理の現場における課題に対応するため、ディープラーニング技術を高度化。これまで難しいとされていた誤検出防止機能を取り入れた確度の高い渋滞検知、降雨雪時の立ち往生検知、四輪車と自動二輪車の同時検知を実現した。交通事故や道路の機能不全につながり得る事象を素早く確実に察知することで、道路の安全管理業務を効率化する。
汎用性の高い学習済モデルを搭載し、AIの知識がなくても簡単な設定で扱えるという。加えて、LTEや920MHz帯マルチホップ無線「SmartHop」などのインターフェースに対応。さまざまな設置環境で、各種IoT機器と容易に連携できる。今回の機能向上にあたって、新たに道路の異常検出状況を監視センターの道路管理システムに即時通知できる外部連携APIも開発した。
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