CTC、花王の製品紹介ウェブサイトのシステム基盤をアジャイル開発で構築
週刊BCN+ / 2021年12月3日 15時30分
![CTC、花王の製品紹介ウェブサイトのシステム基盤をアジャイル開発で構築](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/weeklybcn/weeklybcn_187621_0-small.jpg)
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伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は12月3日、花王の公式ウェブサイト内にある製品紹介ページ「製品カタログ」のシステム基盤を構築したと発表した。
花王では、消費者相談窓口に寄せられる相談のうち、製品の取扱店に関する問い合わせが多く寄せられていたが、電話対応ができるのは、有人窓口の受付時間内に限られていた。また、製品情報や使用方法などの説明ページの更新には、さまざまな部門が関わっていたこともあり、タイムリーな更新も求められていた。
今回新たに構築した製品カタログのシステム基盤では、位置情報による取扱店の検索機能を組み込み、顧客自身がいつでもどこでも、製品の取扱店を検索することができるようになった。有人窓口の受付時間外でも情報が提供でき、顧客満足度の向上にもつながる。
また、製品情報ページの作成、更新機能は、商品に関する情報を集約するマスターデータベース(Product Information Management:PIM)と、専門的な知識がなくても対応できるアプリケーションで構成されており、製品コードを入力するだけで、複数の社内データベースから商品の情報が自動連携されるため、素早く製品情報ページを作成することができる。PIMを更新するとCMS(Content Management System)と連携し製品情報ページも更新されるため、効率的に適切な情報が提供できるようになった。
花王は、関連する部門への公開前のページの確認や更新に関する業務フローを見直し、業務の効率化を実現した。今年3月にリニューアルした製品カタログの運用を開始している。
CTCでは、花王の製品カタログページのリニューアルにともない、取扱店の検索機能を製品カタログへ組み込み、製品情報ページの更新機能を担うCMSを構築した。製品担当者の要望をヒアリングしながら短いサイクルで開発を行うアジャイル開発の手法を採用し、製品情報のデータ移行も実施した。
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