ラックとエルテスが業務提携、平時・有事のセキュリティリスク対策を推進
週刊BCN+ / 2021年12月14日 15時30分
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ラックとエルテスは12月13日、「サイバー攻撃と内部不正の双方をカバーしたセキュリティ監視サービス」と「情報漏えいの発生時などにSNS風評被害まで含めたセキュリティインシデント(事故につながる事態)対応サービス」をワンストップで提供することを目指し、業務提携を行うと発表した。
ラックは、企業のセキュリティインシデントの約7割を占める外部からの不正侵入、マルウェア感染被害といったサイバー攻撃を早期検知・防御するためのセキュリティ監視サービスとセキュリティインシデント対応サービスを約20年にわたり顧客に提供し、評価を得ている。
一方、エルテスはセキュリティインシデントの約1割を占める「内部不正」に関して独自のサービスを展開しており、専門的知見をもっている。両社が得意領域を補完することで、セキュリティインシデントの約8割を防ぐ強固なセキュリティ体制の提供が可能となる。また、エルテスはSNS上での風評被害対策に関する専門性も有しており、情報流出などのインシデント発生時に起きる企業の風評被害にも対応する。
今回の提携により、サイバー攻撃と内部不正の双方の監視を必要とする企業とサイバー攻撃によるソーシャル被害の対策を必要とする企業に対して、いずれもワンストップでサービスを提供することが可能となる。両社は、平時・有事の両面で事業継続のために必要な全方位のサポートを提供することを目指す。
今後のロードマップについては、22年度から順次新たなリスク対策サービスを顧客に提供していく。22年1月に「インシデントレスポンスサービス with ソーシャルリスクマネジメント(仮)」、22年7月には「内部不正 MSSサービス(仮)」を提供する予定。両社は、今回の提携で初年度2億円の売り上げを目指す。
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