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損保ジャパンと日立、SX実現に向けた人的資本経営の支援で協業

週刊BCN+ / 2021年12月27日 16時30分

損保ジャパンと日立、SX実現に向けた人的資本経営の支援で協業

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 損害保険ジャパンと日立製作所(日立)は、企業の価値や競争力を高める源泉となる人材(人財)の価値を最大限に引き出し、持続可能な企業経営を支援する新たな協業を開始する。

 今回の協業では、企業の経営企画部門や人事部門などを対象に、SOMPOリスクマネジメント(SOMPOリスク)がもつリスク分析とESGに関する知見・ノウハウと、日立のHRテックを掛け合わせ、人財データの定量分析や、組織・人財に関わる経営リスクの可視化により、効果的な施策の立案・実行を支援するコンサルティングサービスの提供を開始する。この協業を通じ、企業のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)に向けた人的資本経営を支援していく。

 日立は、従業員の生産性や配置配属のフィット感などに関する意識を定量的に可視化し、企業の人事施策の高度化を支援する「日立人財データ分析ソリューション」を18年から提供している。

 SOMPOリスクでは、日立人財データ分析ソリューションを活用し、可視化された従業員向けサーベイ結果を踏まえ、企業のビジョン策定や、従業員へのビジョン浸透に向けた効果的な施策立案などを一気通貫で支援するコンサルティングサービスを提供する。

 同サービスの特徴として、従業員向けサーベイ実施前に企業の悩みやありたい姿を明確にし、コンプライアンスやダイバーシティ&インクルージョンなどの設問も加えて企業ごとにサーベイを設計する。さらに、サーベイ結果を踏まえた具体的な施策の立案・実行支援を行い、次回サーベイ実施までの改善活動をトータルに支援する。

 こうした取り組みを進めることで、企業のビジョン実現に向けて、従業員が主体的にイキイキと活躍する組織への変革を目指す。同サービスを導入することにより、企業の人的資本経営を推進し、企業価値の主要な決定因子が有形資産から無形資産に移行しているなか、その無形資産の要となる人的資本の価値向上を図ることが可能となる。

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