サウスフィールドなど、横手市と蔵書点検ロボットの実証実験で連携
週刊BCN+ / 2021年12月28日 16時0分
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秋田県横手市、ソフエル、金剛、サウスフィールド・マネジメント(サウスフィールド)は、ICタグを活用した「蔵書点検ロボット実証実験に関する事業連携協定」を結んだ。
今回の事業連携協定を通じて、図書館の蔵書データを使用し、ロボットによる業務の自動化によって図書館の抱える課題をどのように解決ができるか、さまざまな角度から官民連携で研究を行う。
横手市は、実証実験のフィールドとして、横手市雄物川図書館を提供する。雄物川図書館は、床面積が約729平米、11万冊の蔵書を所蔵している図書館で、このうち実証実験に対応するため、開架の図書資料2万冊についてICタグ化を行う。実証実験では、ロボットを利用した精度の高い蔵書点検や夜間の蔵書点検、不明本の検索などを実施し、市民の利便性を向上させることができないか検証する。
ソフエルは、図書館への次世代規格「UHF帯ICタグ」の日本国内最多導入・運用会社であり、最新技術を使ったICT機器、技術、経験を用い、新たな図書館サービスを提供している。同社の提供しているICT機器は、主要なメーカーの図書館基幹システムとの連携実績があり、連携のための新たな開発が不要で安定したICタグ運用が保証される。
図書館や物流・オフィスシステムメーカーの金剛は、図書館において「お手伝いロボ」として、2020年から「くまもと森都心プラザ図書館」にロボットが本を回収して届けて司書と協働するロボットの実証実験を積極的に進め実績を積み重ねてきた。今回、新たな蔵書点検機能を備えたロボットの実証実験を行うことで、図書館を利用する市民の利便性の向上だけでなく、図書館で働く司書の負担を軽減するためのサービスの提供に応えていく。
サウスフィールドでは、今回の実証実験で民間企業のもつ最先端の技術力を活用し、自治体の抱える課題解決のため、DX(デジタル変革)を活用してソリューションを提供してきた。4者は、実証実験終了後に効果検証を行い、ICタグシステムを活用した図書サービスの向上、実用化に向けた協議を継続して進めていく。
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