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EAIツールとの連携が可能に、大塚商会が「たよれーる AIチャットボットサービス」を大幅刷新

週刊BCN+ / 2022年1月27日 15時30分

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 大塚商会は、2018年から展開している「たよれーる AIチャットボットサービス」を大幅に刷新し、3月1日から提供する。

 今回刷新した「たよれーる AIチャットボットサービス(Ver.6)」では、REST APIの実装でEAIツール(業務システム統合ツール)との連携ができるようになった。連携したEAIツールを介して基幹系システムの顧客情報や商品情報、売上情報などをチャットボットから直接検索・参照することで、従来のチャットボットではできなかった変数回答を実現する。

 同サービスの導入により、顧客は定型的な問い合わせ対応業務を大幅に削減することで業務を効率化でき、チャットボット利用者が知りたい情報をスムーズに提供することで顧客満足度を向上することができる。

 また、IBMが提供するIBM CloudのWatson AssistantとGoogleが開発したBERTをベースとした自然言語処理の機能を新たに実装した。BERTは、事前に辞書サイトで日本語学習をしているため、AIへの学習データも短期間で作成できる。Watson Assistantへのチャットボットのシナリオ学習も管理画面から簡単にできるため、契約から稼働までのチャットボットの構築期間を短くできる。

 導入企業では、社内や社外からの問い合わせである「よくある質問」「FAQ」などを学習データ化し、AIチャットボットへ学習させることでFAQを自動応答化、REST APIの実装によるEAIツール連携により、FAQでは対応できない、基幹系システムやその他データベースの情報をリアルタイムにチャットボット利用者へ提供することが可能となる。これまで人が電話やメールで対応してきたノウハウをAIに学習させ、さらに社内データベースと連携させることで、問い合わせ対応業務の効率化、負荷軽減、顧客満足度の向上を実現する。

 大塚商会では、現在87台のAIチャットボットが社内、社外で稼働しており、毎月8万6000件の問い合わせ自動応答を行っている。社内活用で得たノウハウをチャットボット導入支援サービスとして顧客のチャットボット構築を支援するため、安心して導入することができる。今後は、チャットボットへのストレージ機能、有人チャットの対応時間設定などの機能拡張を予定している。

 税別価格は、初期費用が21万円から、月額4万円から。同社では、今年末までに100契約の販売を目標としている。

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