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ウエスタンデジタル、液浸冷却方式の小型データセンター実証実験に協力

週刊BCN+ / 2022年4月7日 17時20分

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 ウエスタンデジタルは4月7日、KDDI、三菱重工業、NECネッツエスアイの3社が推進している液浸冷却方式を採用した小型データセンターの実証実験プロジェクトに協力していると発表した。
 

 液浸冷却方式の実証プロジェクトは、冷却に必要な消費電力を削減し、脱炭素化と地球環境保全を目的とする取り組みで、ウエスタンデジタルはこれに賛同してストレージメーカーとしてプロジェクト開始時から協力している。

 実証プロジェクトは、大きく三つのフェーズで推進している。フェーズ1(20年7~12月)が「基礎検証(液浸装置試作、効果計測、安全性確認)」、フェーズ2(21年1~12月)が「製品化検証(製品開発、小型化/高密度化、法令・規制検証)」、フェーズ3(22年4月~23年3月)が「運用検証(フィールド試験、実システムのIT機器での検証)」となる。

 KDDIと三菱重工、NECネッツエスアイは、3月29日にPhase 2の製品化検証が問題なく完了し、従来型データセンターと比較して43%の消費電力削減が確認できたことを発表した。

 ウエスタンデジタルは、フェーズ2の製品化検証プロジェクトに、クラウドコンピューティングやミッションクリティカルなワークロードで稼働するサーバーと高可用ストレージソリューション向けのUltrastar DC SN840 NVMe SSDを10台提供した。実証プロジェクトでは、(1)液浸環境下でのドライブ動作確認、(2)SSD管理用ログデータの取得、(3)液浸高温環境下での信頼性試験、(4)SSDドライブコネクタ端子に対しての冷却油による影響確認の4点の検証を実施した。

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