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レノボ、ARソリューションとARスマートグラス2モデルを発売

週刊BCN+ / 2022年4月14日 13時37分

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 レノボ・ジャパン(レノボ)は、エンタープライズ向けAR/VRソリューションブランド「ThinkReality」シリーズとしてハードウェアとソフトウェア、サービスを一つのパッケージ・ソリューションとして提供する「ThinkReality A3 Industrial Edition」と、ARスマートグラス単体の「ThinkReality A3 PC Edition」の2モデルを4月13日に発売した。

 両エディションに含まれるARスマートグラス「ThinkReality A3」は、CPUにQualcomm Snapdragon XR1を搭載。片眼1080pの高解像度ディスプレイにトラッキング用のデュアルフィッシュアイ、8MPカメラを採用している。ステレオスピーカーと三つのマイクを備え、快適なコミュニケーションを実現する。6DoFに対応し、ルームサイズの空間トラッキングが可能。また、130gの軽量設計で折りたたむことができ、持ち運びにも便利となっている。

 ThinkReality A3 Industrial Editionは、主に生産現場での作業支援やリモートアシストにより、フロントラインワーカーの業務サポートを目的としたモデルとなる。ARスマートグラスThinkReality A3、スマートフォンmotorola edge30 PRO、アタッチメントパーツのIndustrial Kit、Industrial Frameのハードウェアに加え、二つのソフトウェアソリューション「ThinkReality Cloud Portal」「holo one sphere」とオンラインサポートがセットとなっている。ソフトウェアとオンラインサポートは年間ライセンスで、2年目以降は更新料が必要となる。

 ThinkReality A3は、現場に持ち込んで作業することを想定した設計で、防水規格のIP54に準拠し、Industrial Frameはアイウェアの米国規格ANSI Z87.1に適合している。同梱のスマートフォンと接続し、場所を選ばずネットワークにアクセスできる。

 また、ThinkReality Cloud Portalはデバイス・ユーザー・アプリを一括管理でき、各拠点にあるThinkReality A3を回収することなく、システムアップデートやユーザー情報の更新が行えるソフトウェア。holo one sphereは、ユーザーが独自に作業手順の作成やA3で表示したいPDFや3Dモデル登録を行うことができるクラウドサービスがセットになった、ワークフローやリモート支援用のツール。作業手順をAR表示して作業品質の維持やトレーニングに活用する、作業員目線の映像を共有してエキスパートが遠隔地から指示を出すなどのサポートが可能。

 さらに、一般的なAndroidアプリも利用でき、オンライン会議アプリや動画アプリなどをThinkReality A3のディスプレイに表示できる。

 ARスマートグラス単体のThinkReality A3 PC Editionは、グラフィックチップを搭載したハイエンドなノートPCと接続してバーチャルモニタ(無償提供のVirtual Display Managerのインストールが必要)として活用できる。最大で五つの画面を表示できるため、スペースが限られた場所でも広い画面領域で作業が可能。また、周囲の人に画面を見られることがないため、秘匿性が高いデータを扱う際にも便利となっている。

 価格は、ThinkReality Industrial Editionが54万4500円、ThinkReality A3 PC Editionが19万2500円。

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