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日商エレ、LPガス・灯油事業者向け「AI最適配車Powered by Kii」を提供

週刊BCN+ / 2022年4月18日 15時36分

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 日商エレクトロニクス(日商エレ)は、Kiiと開発したLPガス・灯油の配送事業者向けAI最適配車サービス「AI最適配車Powered by Kii」の提供を4月15日に開始した。両社は昨年12月に資本業務提携を結んでいる。
 

 LPガス・灯油などのラストワンマイル配送では、深刻な人手不足により配送の効率化が急務となっている。特に高齢化・急な退職・コロナなどによる人材不足、属人化のリスクを抱えた状態でこれまでの個人の能力や経験に頼った配送は限界であり、エネルギー供給を持続的に支える配送を維持するためには、配送の業務改革・組織改革の必要性に迫られている。

 日商エレとKiiは、これらの課題を解決するために、全ての配送担当者がチームを組んで「いつ/だれが/どこに」配送するかをAIが決定支援する「チーム制」を実現することで、脱属人化と配送コストの低減、事業継続性の向上を可能とする最適配車サービスを開発。19年4月からLPガス・灯油事業者に提供してきたが、チーム制配送の導入は能力や経験のある配送担当者にとってはこれまでの業務の仕方を大きく変えるものであり、簡単には受け入れ難いものだった。

 そこで両社は、配送の現場に入り、配送担当者の意見・要望を聞き取り、日々の業務で発生する課題のリサーチを開始した。どのような現場でも、効率的で事業継続性の高い配送を実現するサービスを目指し、配送担当者に寄り添い、学び、熟練のノウハウを現場に還元させ、バージョンアップを重ねてきた。試行と改良の結果、経営者が考える理想の配送と配送担当者が考える理想の配送をともに実現するAI最適配車Powered by Kiiを完成させた。

 AI最適配車サービスPowered by Kiiでは、既存配送業務と比べて20%以上の時間短縮を実現。配送担当者の働き方や能力、経験に合わせた配車計画の調整と立案を支援する。「チーム制」による脱属人化の実現と配送員同士の公平性の確保を図るとともに、「チーム制」と「個人担当制」のハイブリッドな運用により配送担当者の満足度を向上する。また、カーボンニュートラルを実現する効率的な配送が可能となる。

 日商エレは、22年度に同サービスを20社の事業者へ導入し、170万配送地点をカバーすることを計画している。

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