セーフィーとブルーイノベーション、リアルタイム映像伝送・管理で業務提携
週刊BCN+ / 2022年6月10日 17時9分
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セーフィーとブルーイノベーションは、クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」と複数のドローンやロボット、各種デバイスを遠隔・目視外で自動制御・連携できるデバイス統合プラットフォーム「Blue Earth Platform(BEP)」を連携させた「リアルタイム映像伝送・統合管理ソリューション」の提供に向け、業務提携した。
今回の提携により、作業員に装着した「ウェアラブルカメラ」や特定箇所に据えた「定点カメラ」と、ドローンやロボットなどに搭載した「動くカメラ」など、複数のデバイスで撮影した多様な映像データをクラウド上でリアルタイムに一元管理・連携させることが可能となる。これにより、公共機関やインフラ業界、物流、災害対応など、さまざまななシーンで映像を活用した業務の遠隔化や生産性向上、自動化が期待できる。
現在、公共機関やインフラ点検、物流・流通、警備・保安などの産業分野で人材不足が進んでおり、現場業務での安全性の確保や業務効率の改善などを目的に、データの利活用によってそれらを解決する機運が強まっている。中でも、現場の見える化に向けて、ウェアラブルカメラや定点カメラ、さらにドローンやロボットなどを活用した映像の利活用が期待されている。
一方、各デバイスによって撮影できる場所や対象が限られる上、それぞれが撮影した映像データは別々に保存・管理されているため、映像の内容確認や撮影場所の特定、相互のデータ連携などの業務が煩雑になり、結果として映像データの利活用による業務の省力化や自動化が進んでいないという課題がある。
こうした課題に対し、両社のプラットフォームであるSafieとBEPを連携させることで、セーフィーのウェアラブルカメラや定点カメラが取得した映像データと、BEPで制御されているドローンやロボットが取得したデータの統合、連携による「業務一元化」を実現する。また、ドローンやロボットの稼働状態、周辺の安全確認について「業務省力化、自動化」が可能となる。
さらに、ドローンやロボットでは入れない場所(狭小空間や密閉空間など)でウェアラブルカメラや定点カメラの映像データ取得による「業務対象範囲の拡大」のほか、撮影対象や業務にあわせた撮影デバイス選択による「業務最適化」を図ることができる。
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