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アムニモの「AG10」、アイグリッドの「R.E.A.L. New Energy Platform」に採用

週刊BCN+ / 2022年6月28日 15時41分

アムニモの「AG10」、アイグリッドの「R.E.A.L. New Energy Platform」に採用

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 アムニモは6月27日、アイ・グリッド・ソリューションズ(アイグリッド)が提供する、太陽光余剰電力の地域循環を実現するエネルギーマネジメントプラットフォーム「R.E.A.L. New Energy Platform」に対し、LTE回線対応エッジゲートウェイ「AG10」が採用されたと発表した。

 R.E.A.L. New Energy Platformは、AIによる高精度の余剰電力予測とDER(Distributed Energy Resources:分散型エネルギーリソース)の、きめ細かい自動制御が可能なエネルギーマネジメントプラットフォーム。事業所に設置した発電施設や蓄電池や系統電力、さらに事業所が使用するEV車両の充放電なども統合的に管理して、電力利用の最適化を実現できる。

 同プラットフォームで、IoTシステムは、太陽光発電施設からクラウドに向けてのデータの送信と、蓄電池の充放電などのためのクラウドからの制御信号を伝送するために使用されている。このIoTシステムに、アムニモのAG10が採用された。

 具体的には、太陽光発電の制御装置や蓄電池の制御装置、そして日射量計などのセンサーがインターフェース変換機を介して、AG10に接続されており、AG10上で動作するアプリケーションが現地の測定データのクラウドへの送信と、クラウドからの制御信号の現地装置への伝達を行っている。

 また、このIoTシステムは、屋外の過酷な環境に設置されるため、幅広い動作温度に対応して安定してアプリケーションを実行することが可能なAG10は、こうした用途にも適している。

 アイグリッドの執行役員兼アイ・グリッド・ラボ取締役CTOの岩崎哲氏は、「AG10はLTE通信をサポートしたルータでありながら、十分なコンピューターリソースがあり、各センサーから集められたデータを集約し、クラウドに送信するというサーバー機能を動作させることができ、装置構成を簡略にすることが可能となった。また、Ubuntu OS上にプログラムが開発可能であるため、高い汎用性と拡張性は大変魅力的だった。発電施設の設置場所は屋外で気温の変化が大きく、-20から60℃まで、低温と高温のどちらにも対応できるデバイスが必要だったが、AG10以外にほとんどなかった」とコメントしている。

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