セーフィー、飲食店の省人化に向け「塚田農場」で実証実験 結果を発表
週刊BCN+ / 2022年8月4日 16時1分
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セーフィーは、エー・ピーホールディングスの協力のもと、飲食店の省人化を支援するため「宮崎県日南市 塚田農場 水戸駅北口店」で実証実験を実施し、その結果を発表した。解析プラットフォームには、EAGLYSの高精度・超高速のAI解析技術を採用している。
これまで飲食店でのオペレーション改善を支援してきたセーフィーは、国内外に200店舗以上の飲食店を展開しているエー・ピーホールディングスの「宮崎県日南市 塚田農場 水戸駅北口店」で、料理の品質チェックの省人化と料理そのものの品質向上を実現するための実証実験を実施した。
実証実験では、セーフィーのカメラをデシャップ台と店内フロア、入り口付近に設置。これまでは、通常時・混雑時を含むオペレーションの全容が可視化されておらず、エリア責任者が都度の臨店で現場状況を把握、または、店長が終業後に写真で報告する状態だった。カメラ設置により、映像を「第三の目」として全容可視化、振り返りに活用することで、料理の品質管理に関する課題(混雑時の人員配置やオペレーション内容)、改善すべきポイントを具体的に把握することができた。
また、詳細確認が必要な箇所があれば、スクリーンショットを受け取り指示出しを行った。これまでエリア責任者は、月3回の臨店業務のため1回につき約3時間の移動時間をかけ現場を回っていたが、カメラを活用することで現地に行かずとも店舗内の従業員とリアルタイムに円滑なコミュニケーションを実現でき、月1回に減少。約6時間の移動コストや人件費の削減にもつながるだけでなく、映像から事前の状況把握が可能となったため業務改善のフィードバックや従業員の教育時間に充てることができた。
さらに、店内に設置したデシャップ台のカメラの映像をEAGLYSのAI画像解析システムで解析した。料理が写ったタイミングをフラグ立てで把握できるようになり、録画映像を確認する作業時間が1日あたり2時間から40分に軽減した。料理の鮮度を踏まえ価値ある状態のまま提供を行うなど、飲食店で最も重要な料理の品質向上に集中することができ、調理の際の工数削減の助言も行えるようになった。
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