フォースメディア、ハイブリッドストレージ「TS-hx87XU-RPシリーズ」を発売

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　フォースメディアは、QNAP NAS用の新機種として高信頼性のQuTS hero NAS「TS-hx87XU-RPシリーズ」（9、18、22、30ベイモデル）の販売を開始した。

　TS-hx87XU-RPシリーズは、Intel Xeon E-2300シリーズプロセッサー、高速10GbE/2.5GbE Multi-Gig接続性能、効率的なHDD/SSDハイブリッドストレージアーキテクチャーを統合し、パフォーマンス、容量、コストの最適なバランスを実現している。ZFSベースのQuTS heroオペレーティングシステムが稼働する同シリーズは、データ整合性を最優先し、強力なデータ削減、ほぼ無制限のスナップショット、共有フォルダー当たり最大5ペタバイトの容量を提供することで、ファイルサーバー、仮想化サーバー、VDI、バックアップ／復元を対象とした、現代のビジネス要件を満たすストレージソリューションとなっている。

　ビジネスの重いワークロードに対応する設計となっており、Intel Xeon Eプロセッサーによる優れた演算性能を備え、最大128 GB DDR4 ECCメモリとともにマルチタスクの要求に応えて、冗長型電源による保護を提供する。内蔵の10GBASE-Tと2.5GbEネットワークポートが、仮想化、大型ファイル転送、リアルタイムアプリケーションなどの帯域幅重視タスク実行を可能にする。装備している高速PCIe Gen.4スロットにより、コアとなるNAS機能性を拡張でき、例えば10/25GbEネットワークインターフェースカードやQM2カードを装着してM.2 SSDと2.5GbE/10GbEポートを増設することや、ストレージ拡張カードによるQNAP拡張エンクロージャーへの対応が可能となる。

　ZFSベースの同シリーズは、信頼できる自己修復ストレージ、高度なデータ削減、リアルタイムSnapSyncを提供し、プライマリーとセカンダリーNASが同一のデータ内容を確実に保持して、ノンストップのビジネス運営を実現する。QNAP独自のQSAL（QNAP SSD Antiwear Leveling）テクノロジーは、SSDの同時故障を防止、データ保護とシステム信頼性を向上させる。また、包括的なApp CenterはNASの応用範囲を拡張する多数のインストールオンデマンドアプリを提供し、これには仮想マシンとコンテナのホスティング、VMware/Hyper-V VMバックアップとGoogle Workspace/Microsoft 365バックアップの実装、ローカル／リモート／クラウドバックアップの単純化、S3互換のオブジェクトストレージ作成などが含まれている。

　価格は、単体モデルがオープン。HDD搭載モデルはTS-H3087XU-RP（30ベイ）が286万7000円（2TB×24）から、TS-H2287XU-RP（22ベイ）が220万5000円（2TB×16）から、TS-H1887XU-RP（18ベイ）が146万9000円（2TB×12）から、TS-H987XU-RP（9ベイ）が94万3000円（2TB×4）から。