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イントラマート、エスイーがインフラ維持管理の基盤に「intra-mart」を採用

週刊BCN+ / 2023年1月18日 14時15分

イントラマート、エスイーがインフラ維持管理の基盤に「intra-mart」を採用

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 NTTデータ イントラマート(イントラマート)は1月17日、エスイーがインフラ製品の維持管理を束ねるシステムプラットフォームに、Digital Process Automation Platform「intra-mart」を採用したと発表した。

 1967年創業のエスイーは、建設用資機材の製造・販売事業を主力とし、環境防災事業分野では、地すべり防止のための土木資材「グラウンドアンカー(アンカー)」で国内トップシェアとなっている。工事会社に提供するアンカーの情報を製品番号ごとに、原則書類で約50年間にわたり提供する中で、施工後の現場では各アンカーの製品番号を特定することができない問題が頻発し、既設アンカーの維持管理方法の検討を開始した。その結果、ICタグを活用したアンカーの維持管理情報をデジタル化するシステム「SMATS(スマッツ)Sec Maintenance Traceability System」の開発基盤にintra-martを採用した。

 今回の採用に際しては、(1)元データである生産管理システムや現場に取り付けるICタグなど、あらゆる仕組みに対して容易に連携ができること、(2)それによって情報を一元管理できること、(3)サーバーごとのライセンス体系によりユーザー数課金と比べて費用が安価であること、(4)複数会社への対応を可能とする強固なセキュリティ環境であること――の4点を高く評価した。

 intra-martの主な導入効果については、「業務負荷/金銭的コストの削減で業務を効率化」「製品の成分情報を記載した膨大な書類をペーパーレス化」「デジタル化により効率的な維持管理を支援」「迅速な保全活動によって持続可能な社会の実現への基盤づくり」を実現している。

 なお、システムの導入・開発にあたっては、イントラマートのBPMパートナーであるNECネクサソリューションズがトータルに支援している。

 エスイーでは、グラウンドアンカー工法全体のSMATSの標準化も目指しており、土木分野の主要製品にまでSMATSの適用対象を拡充することでインフラ分野のDXを進めていく方針。イントラマートは、業務プロセス全体の自動化・デジタル化を通じて企業のDX実現を支援していく。

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